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生活文化に親しむ秋

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京都府京都市

京都では、葵祭や祇園祭などの伝統行事、京料理に代表される食文化、門掃きや地蔵盆など、さまざまな文化が千年を超える歴史の中で大切に継承されてきました。その中には、暮らしの中で培われてきた「生活文化」があり、これらは生活の中に落ち着きや心地よい緊張感をもたらしてくれます。
今回、茶道や華道など生活文化の一例と催しをご紹介。この記事をきっかけに、日々の暮らしの中に生活文化を取り入れてみませんか?

■なぜ今、生活文化?
今はまさに、文化庁移転により「文化」に注目が集まっているとき。
京都市では、これを契機に、10月を中心に生活文化の振興を強化していきます。

◇書道
登録無形文化財に登録されている書道は、筆、墨、すずり、紙をはじめ、多様な道具を用いて言語を表現します。
普段の生活では、毛筆で字を書く機会はなかなかありませんが、書を鑑賞することから始めてみませんか?

◇茶道
京都では、千利休の茶の湯の精神を受け継ぐ茶道が生活文化として育まれてきました。また、茶道の抹茶に対して煎茶道も確立され、豊かなお茶の文化が息づいています。まずは家でお茶を楽しむことから始めてみませんか?

◇華道
草木や花を花瓶などに挿す華道。その作品は、植物の自然な姿を生かすという考え方は一緒でありながら、流派や目的によって千差万別です。
草木や花に触れる機会として、まずは季節に合った花などを部屋に飾って、日々の生活に取り入れてみませんか?

◇食文化
各地の自然風土と調和し、健康に生きるための先人たちの知恵と経験のたまものである食文化。代表的なものに、昨年、登録無形文化財に登録された京料理が挙げられます。
便利で簡単に調理できるものはたくさんありますが、だしを取ったり、京野菜を使ったり少しだけ丁寧に料理を楽しんでみませんか?

◆茶道は総合芸術!
茶道は、単にお茶とお菓子を頂くだけではありません。
茶室に入ると、床には客人をもてなすための掛物や季節の花が飾られるなど、茶道は私たちの暮らしに根付いた生活文化だと感じることができます。
また、作法やおもてなしの精神も大事な要素の1つ。最近はビジネスの世界でも注目されつつある、総合芸術です。
・建物(和室)
・お花
・掛物(書画)
・和装
・お茶
・お菓子

▽体験してみませんか?
[御池茶会]
とき:9月23・24日10時半・12時半・14時半・16時半(約1時間)
会場:市役所本庁舎(地下鉄市役所前駅上)
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
料金:一般1000円、学生500円
申込み:HPを確認の上、9月7日までに。多数抽選

大学生など、若い担い手による茶会です。正庁の間では椅子に座る「立礼席(りゅうれいせき)」で行われるので、正座に不安がある方も楽しめますよ。

○茶会の他にも、催しはたくさんあります
10月を中心に、市内で開催される生活文化に関する展覧会や茶会などの情報を集約し、リーフレットや特設HPで紹介。気になる催しをチェックして行ってみましょう。

・リーフレット
イベントや体験などの情報が一覧に。
入手方法 区役所・支所などで9月4日から配布

・特設HP
イベントや体験などの情報が絞り込みやすいのはHP。生活文化に関するコラムも掲載します。

・SNSも見逃せない!
Facebook(フェースブック)とInstagram(インスタグラム)の公式アカウントでも、特設HPの記事の一部を紹介するほか、Instagramではプレゼント企画も実施します。詳細はHPから。

多様な生活文化に触れられる催しがめじろ押し。ぜひ、興味のある催しを探して参加してみてくださいね。

問合せ:文化芸術企画課
【電話】222-3119【FAX】213-3181

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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