今回は、9月8日に開催された文化庁移転記念事業「きょうハレの日、」でコーラスと都倉文化庁長官のピアノ演奏をバックに独唱を務めた、秋山隆太郎さんにお話を伺いました。
■創り上げていく過程が音楽の魅力
秋山隆太郎(あきやまりゅうたろう)さん
京都府出身。京都堀川音楽高校声楽専攻1年生。
▽本番を終えての感想を
京響コーラスやびわ湖ホール声楽アンサンブルの皆さん、そして都倉長官に感謝と感激の気持ちでいっぱいです。
今回歌った「日本に生まれてよかった」という曲は、初めて歌うジャンル。コーラスとのバランスなど歌い方に悩んでいましたが、リハーサルで都倉長官から「自分が思うように歌ってくれればいいよ」とお声がけいただき、自分の歌い方を大事にして歌うことができました。
▽独唱者に選ばれたときの思いは?
選ばれるまでは不安が大きかったのですが、曲に込められた言葉の意味を考えながら大切に歌ったので、それが作曲された都倉長官に届いたのかなと。それがすごく嬉しかったです。
▽音楽の魅力とは?
楽譜から作曲者の思いや意図を汲み取ったり歌詞の意味を調べたりしながら、自分が表現したい音楽を創り上げる過程に魅力を感じます。今回も、皆さんと共に練習する中で、音楽に対するお互いの思いを融合して1つの曲を練り上げ、観客に披露した時に音楽は完成すると実感しました。
▽高校での勉強と将来の夢について
恵まれた音楽環境の下、声楽・ピアノの実技や聴音・視唱等の音楽の基礎はもちろん、数学や英語なども一生懸命勉強しています。文化祭では主役を演じるなど、仲間と共に舞台を創る楽しさを体験しました。
将来はミュージカル俳優として舞台に立つことが夢なので、発声法や表現力をしっかりと身につけ、いろいろな経験を積んでいきたいです。
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