開館90周年 京都市京セラ美術館を楽しみ尽くす

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開館以来、90年にわたり芸術を通した市民の交流の場であり、国内外の優れた作品との出会いの場として親しまれている京都市京セラ美術館。また、建物も、現存する国内最古の公立美術館建築で、見どころがたくさんあります。
ここでは、これまでの感謝を込めて開催する記念イベントをご紹介します。

京都市京セラ美術館
時間：10～18時(入場は17時半まで)
休み：月曜(祝日を除く)

■日本最古の公立美術館、90年の主な歩み
1933年開館
昭和天皇の即位を祝う記念事業の1つとして、市民の皆さまの寄付により建設。戦前から作品収集と常設展示を実施しました。

1940～1960年代
戦後、駐留軍が敷地全体を接収したことも。
接収解除後は、「ミロのヴィーナス特別公開」など、多くの海外展が開催されました。

2020年リニューアル
既存の建物は保存しながら、展示機能を充実。誰もが立ち寄りやすい「開かれた空間」に生まれ変わりました。

▽美術館設立の経緯や建築過程などが分かる貴重な資料を展示します
とき：11月12日まで
料金：無料

■京都市美術館　90周年記念祭(11月11・12日)
美術品の展示はもちろん、食や音楽、ライトアップなど、さまざまな形で美術館を楽しんでいただくために2日間にわたるスペシャルイベントを開催します。

▽コレクションルーム秋期無料開放
京都を代表する人気作家などの展示を通じて、京都の美術の面白さを体感できるコレクションルーム。無料での観覧はこの2日間限定です。
とき：11月11・12日
11月11日は20時まで観覧できます!

◇見どころ
今期の展示は、現代美術家の野村仁氏の作品『Tardiology(ターディオロジー)』がメイン。ダンボールの板で組み上げられた高さ8メートルに及ぶ巨大な構築物が、時間の経過とともに崩壊していく様子を撮影した写真作品です。また、京都市動物園開園120周年を記念し、日本画を中心とした動物に関連する作品も展示します。

[食べる]
FoodMarche(フードマルシェ)
旧正面玄関を特別に開放し、屋台が立ち並びます。ドーナツ・ソーセージなどのおいしい食べ物やこだわりのコーヒー・ビールとともに、秋の美術館をお楽しみください。
とき：11月11・12日11時半～19時半
入場：無料
申込み：不要

▽オープニングセレモニーでは、「京都酵母」を使った日本酒のふるまい酒を提供!
とき：11月11日13時(約30分)
料金：無料
申込み：HPを確認。先着順

[聴く]
チンドン・バンド「ジンタらムータ」の演奏
独自の無国籍音楽を展開する「ジンタらムータ」が、90周年の祝祭を演出します。
とき：11月11日12時45分・15時・17時・19時、12日11時半・15時半(約15分)
料金：無料
申込み：不要

[見る]
特別ライトアップ
京都を拠点に、歴史的建築や景観と連動した演出を行う光のアーティスト髙橋匡太(きょうた)氏が、美術館を光で彩ります。
とき：11月11・12日、日没～20時
料金：無料
申込み：不要

[見る]
夜間延長開館
以下の展覧会を20時まで延長します。※入場は19時半まで
・山本雄教：仮想の換金
・井田幸昌展パンタ・レイ世界が存在する限り
・MUCA(ムカ)展
・創画展
※各催しの料金はHPを確認
とき：11月11日
申込み：不要

FoodMarcheの出店店舗など、詳しくはHPをご確認ください。

■90周年記念展も見逃せない!
竹内栖鳳
破壊と創生のエネルギー
11月11日は20時まで観覧できます!
同館所蔵の重要文化財≪絵になる最初≫をはじめ、若手時代から円熟期までの代表作約130点を集めて展示しています。
とき：12月3日まで
料金：一般1800円、大学・高校生1300円

▽見どころ
京都日本画の絶対王者である竹内栖鳳の生涯が一目で分かる大回顧展!貴重な写生や下絵を多く展示しており、新しく見つかった作品も初公開しています。

館長の青木淳(じゅん)です。
芸術に関心がある方はもちろん、美術館にお越しいただいたことがない方も楽しめるイベントを多数開催します。90周年のお祝いに、ぜひ足を運んでください!

問合せ：京都市京セラ美術館　〒606-8344左・岡崎円勝寺町124
【電話】771-4334【FAX】761-0444