あけましておめでとうございます。本年の皆さまのご多幸を、お祈り申し上げます。
市長の任期もあと2カ月となりました。この4期16年間、京都のまちづくりが大きく前進したとご評価いただけますのも、市民・事業者の皆さまの深いご理解とご尽力があればこそ。深く御礼申し上げます。
「課題は現場にある、しかし、答えも解決する力も現場にある」。私は市長就任以来、そんな信念で現地現場主義を貫き、市民の皆さまと共に汗する「共汗」を大切に、大好きな京都の今と未来のために全力を尽くし、感動と感謝の日々でした。
私の4期目の最大の責務は「抜本的な財政改革」。昨年には、10年以上かかるとされた収支均衡を2年で達成することができました。これは、長年の都市の成長戦略の取り組み、多くの皆さまのご理解の下に進めた行財政改革、そして何より全ての市民・事業者の皆さまの京都への愛情と日々のたゆまぬご努力の賜物です。
超高齢社会を見据えると、これからが大切。更なる子育て支援や住居・働く場の創出をはじめとする人口減少対策、そして改革を続けながら、足腰の強い財政へ。文化庁の移転や京都駅東部・崇仁に移転した京都芸大をはじめ、文化・経済・大学等とさらに連携を深め、文化と経済の好循環を推進。任期の満了まで、京都の最大の宝である「市民力」「地域力」「文化力」を生かしたまちづくりに全身全霊でまい進します。より一層のご指導をお願い申し上げます。
京都市長 門川 大作
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