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京に輝く

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京都府京都市

今回は、中学校・高校共に全国大会で優勝を果たし、京都市スポーツ大賞を受賞した、京都精華学園女子バスケットボール部を率いる山本綱義さんにお話を伺いました。

[山本 綱義(やまもと つなよし)さん]
京都市出身。京都精華学園中学校・高等学校の校長・理事長を務めるとともに、中学校・高校のバスケットボール部の監督として、毎日練習に顔を出し、第一線で生徒を指導している。

■勝ちにこだわりすぎない。人として成長することが勝ちにつながる
◇中学校・高校共に優勝を果たした思いを
生徒たちは、基礎・基本の練習を繰り返しながら、課題を克服し、チームを作り上げてきました。毎日少しずつの成長が、こうして実ったということは、本当にうれしいことだと思います。

◇京都精華学園の練習の特徴は?
練習は放課後2時間ほどで、朝の練習は行いません。スポーツは、どんなに厳しい状況になっても、我を忘れず、集中し続ける力を育てることが大事。それを訓練するという意味での2時間です。また、バスケットボールの試合は1時間半。体力面でも、2時間走り続けたら1試合走り切れる体力が身に付くと考えています。

◇中高一貫での練習はどのような効果がありますか?
中学・高校生が同じ体育館で練習しています。試合の時は、お互いの応援にも駆けつけ、高校生がアドバイスをしたり、相談に乗ったり、いい関係を築いています。それが、チーム全体にいい影響を与えていますね。

◇指導する時に大切にしていることは?
勝ちにこだわりすぎないことです。あくまでも部活動は教育の場。バスケットボールを通して、周りとの人間関係を作り、人として成長することを1番大切にしています。
そして、生徒たちの自主性を大事にすること。「校長先生に勝ちをプレゼントしよう」と生徒たちで目標を立て、達成してくれました。本当に教師冥利(みょうり)に尽きます。

◇監督として今後の目標を
「校長先生がいるから、京都精華学園に来た」という言葉を生徒や保護者の方から頂くことが多いので、監督をやめる機会がないんです(笑)生徒たちのために、心から頑張れる人を見つけて監督のバトンを託すことが目標ですかね。後継者が見つかるまでは、生徒たちに全力で向き合いたいと思います。

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