令和5年度の伝統的建造物群修理修景事業は、計11件実施いたしました。
修理された建造物は、文化財としての価値が向上し、伊根浦の歴史的な風情をより一層感じさせるものとなっています。
令和5年度に実施した事業のうち、2件の伝建物の修理前後の外観写真と修理のポイントを紹介させていただきます。
令和5年度修理修景事業の実施件数
★住民の皆様のご協力と伝建事業による助成制度により、まちなみの保存が進み、景観が向上していきます。今後も地域の皆様とともに事業を推進し、伊根浦の財産である景観を守り続けていきましょう。
■日出地区 舟屋〔伝統的建造物〕
舟屋の修理事業です。修理前は舟屋の開口が閉じられていましたが、今回の修理により、再び船を曳くことができる舟屋本来の姿に復原しました。海に接した舟屋本来の姿を後世に残していけるよう、保存にご協力ください。
■高梨地区 主屋〔伝統的建造物〕
主屋の修理事業です。この建造物は、建具をアルミから木製に、外壁はサイディングを剥がし、漆喰塗りとして修理しました。2階に見える外壁の梁は、サイディングを剥がした際に出てきた、建築当時のものです。※詳細は、本紙をご覧ください。
◆現状変更行為をされるときは事前に許可を!
伝建地区内の建築物等の外観を変更される場合には、道路側・海側から見えない部分も含み、一定の規制がされます。必ず事前に教育委員会へご相談のうえ許可を受けてください。
お問合せ:教育委員会事務局 社会教育文化財保護係
【電話】32-0718
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