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UJISHIのコラム(各課からのコラムをご紹介!)

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京都府宇治市

■01 [お茶][歴史]宇治史探検(163)
知る人ぞ知る宇治の豆知識をお話しします。

◇木幡(こはた) 浄妙寺(じょうみょうじ)
藤原道長の日記には、長保六(1004)年二月十九日、陰陽師の安倍晴明と賀茂光栄と共に木幡を訪れたことが記されています。一門の墓所を守り、供養するための寺「浄妙寺」の建立場所を占うためです。二年後の寛弘二(1006)年には主要なお堂の建設が完了します。浄妙寺の寺名を記した額は藤原行成(※1)によって書かれ、法華三昧堂(※2)には康尚(※3)作の普賢菩薩が安置されました。完成を記念する法要は、道長の娘、彰子も臨席して盛大に行われます。その後、浄妙寺は様々な記録に登場しますが、寛正三(1462)年の放火の記事を最後に歴史から姿を消します。
昭和四十一(1966)年十二月一日付けの『宇治市政だより』をみた奈良文化財研究所の杉山信三氏は慌てて教育委員会に連絡をとります。そこには新小学校(現木幡小学校)の敷地を木幡赤塚に決定したことが書かれていました。その場所は京都大学教授林家辰三郎氏が浄妙寺の跡地と推定していた場所でした。連絡を受けてすぐ発掘調査が行われ、調査終盤、建物の基礎の一部となる花崗岩の切石が顔をだし、翌日には礎石が見つかります。道長の法華三昧堂です。建物跡の発見により校舎の位置が変更され、建物跡は今もグラウンドの下に保存されています。
※1…藤原行成(平安時代中期の公卿(朝廷で最高位にある官僚)で、能書家(書道の高度な技術と教養がある人)
※2…法華三昧堂(浄妙寺内にある仏堂の一つ)
※3…康尚(平安次代中期の仏師で「仏師職の祖」と称される)

問合せ:歴史まちづくり推進課
【電話】21・1602

■02 こんなときどうする?
◇「投資詐欺にご注意!!」

Q:「簡単に稼げる」と勧誘を受け、投資グループのSNSに登録した。「FX取引(※外国為替証拠金取引)に必要」と言われ、指示された個人口座に入金したが、利益を出金するためには税金が必要と、高額な振り込みを要求された。騙されたのだろうか。
※2つの国の通貨の為替相場を予測し、売買を行う金融商品。

A:投資詐欺でよくある手口の一種です。成功体験を積ませて徐々に投資額を引き上げ、大金を入金したところで出金出来なくなるケースが多くみられます。投資に「絶対儲かる」という仕組みはありません。「簡単に稼げる」という甘い言葉に騙されないように注意しましょう。

[Check]
(1)SNS上の投資グループには要注意!通常のFX取引で個人の口座に入金させることはありません。
(2)金融商品取引法の登録がある業者か、金融庁のホームページで確認しましょう。
(3)FX取引はリスクの高い取引です。内容や仕組みを理解せずに契約することはやめましょう。不安に思った場合は、すぐに消費生活センターにご相談ください。

問合せ:消費生活センター
【電話】20-8796

■03 共生[かんたん]手話入門
あなたも簡単な手話を覚えてみませんか。

◆同じ手の形でも意味の違う手話
同じ手の形でも、表す場所や動きで意味の違う手話になります。

▽お金
右手2指で輪を作り腕を立てる

▽探す
右手2指の輪を目の前で回しながら右へ移動する

▽声・音声
右手2指の輪を喉から前へ出す

問合せ:障害福祉課
【電話】21-0419【FAX】22-7117

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