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子宮頸がんとその予防策
子宮頸がんは、日本で毎年約1万千人の女性がかかる病気で、約2900人が亡くなっています。20歳代から増え始め、30歳までに、がんで子宮を失う人が年間約千人いるといわれています。
子宮頸がんの原因のほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるもので、女性の約10人に2人が一生に一度はHPVに感染するといわれています。感染してもほとんどの人は自然にウイルスが消えるのですが、感染した状態が続くと一部の人でがんになることがあります。
子宮頸がんの予防策として、HPVの感染を防ぐワクチン接種があります(定期接種の対象は小学6年~高校1年の女性)。平成9年度~20年度生まれの人を対象としたキャッチアップ接種(無料)を7年3月31日まで実施中です。
子宮頸がん検診の受診も効果的な予防策の一つです。早期に発見すれば比較的治療しやすいがんといわれていますが、進行すると完治が難しいことから、早期発見が極めて重要です。機会を逃さず、検診を受けに行きましょう。
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