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飲酒とがん予防
日本人は、「お酒」に配慮が必要な人種です。アルコールは、肝臓で発がん性物質であるアセトアルデヒドに分解されます。日本人の約4割は、遺伝によりこのアセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱く、お酒に弱い体質であり、多量飲酒すると、口腔、咽頭、食道の発がんリスクが高まります。
また、日本人男性では、日本酒の適量が1合未満の人に比べ、2合以上で約4割、3合以上で約6割、がんのリスクが高くなると言われています。さらに、女性は男性よりも体質的に飲酒の影響を受けやすく、より少ない量でがんになるリスクが高くなるという報告もあります。
これからの季節は忘年会や新年会、親戚の集まりなどで、普段よりもお酒を飲む機会が多くなります。「飲酒量の目安」を参考に、節度ある飲酒を心掛け、適量でお酒を楽しみましょう。
◇飲酒量の目安
1日あたり純アルコール量
換算で23g程度
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