広報モニター
山本春子さん(銘城台)
「歴史が詰まった花壇をご紹介します」
やすらぎの道の桜の花びらが強風でふあふあと飛んでいった。花びらを追っていく目線上には、新名神の高架橋が大きく目に入ってきます。高速道路の近代化と歴史深い宇治田原町の未来はどう変わって行くのでしょうか…。須河車体から坂道を下ると、色とりどりの花でいっぱいの花壇が迎えてくれます。銘城台の「花いっぱいさあくる」の汗と努力と「心の絆」の花壇です。
今でこそホースで水を撒いていますが、発足当時は上から流れる小さな用水路を堰き止めて、柄杓で汲んで手作りのリヤカーにバケツやポリ容器を載せて…、時間のかかる水撒作業でした。
平成の時代にリヤカーで水撒き、信号待ちをしている車の中からこちらを不思議そうな顔で見る方もいらっしゃいました。ちょっぴり恥ずかしい気持ちもありましたが、それをバネにし、色々なシチュエーションを乗り越え「竹ぼうき」さんのご指導や地域の有志の方々、お手伝いを嫌がらず草取、花植えをしていただいた子供達、当時の会長、区長さんも、さあくるの家族の方々のご協力で、ここにも歴史ある花壇となりました。数々の受賞もある中、一番の励みは、やはり東京での式典で、上皇上皇后両陛下からの「おことば」ではないでしょうか。
山口県から銘城台に移り住んで27年になりますが、宇治田原町「ハート」の皆さんに助けられています。ありがとうございます。
山里に お茶の香かおる 銘城台
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