広報モニター
木下利恵さん(湯屋谷)
◆とんからりと顔なじみ
地元愛知から、京都に引っ越してきて19年目になります。宇治に3年ほど住んだ後、宇治田原町に転入し、今は、湯屋谷に転居して7年目。
集合住宅に住んでいた頃は、職場と家の往復、スーパーなどの商業施設への外出、という生活で、周りに知り合いもおらず、地域のこともほとんど知らずに暮らしていました。
湯屋谷に来た時は、それとは逆に、地域の事を学び知り、地域の皆さんと顔見知りになって、住むところを紹介してもらって移り住むことになりました。隣組(班)にも入れてもらい、いろいろと助けていただいたり、時には自分もお手伝いしたりと、地域で血の通った生活をしています。
その隣組では、昨年、一昨年は副組長、そして、今年度は組長の任に当たることになりました。年度始めには、自宅の和室で組下集会も開催しました。
組下方のお宅に、集金や何かでお伺いすることも多いのですが、それぞれのお宅の玄関先で、ついおしゃべりに花が咲いてしまい、明るいうちに出かけたのに、帰るころにはすっかり日が暮れている、なんてこともよくあります。というか、いつもです。
都会の、設備やセキュリティの行き届いたマンションなどの暮らしも良いのでしょうが、私には、顔の見える、気心の知れた人間関係が身の回りにある、ということが何ものにも代えがたい財産となっている気がします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>