■「麻しん・風しん(MR)ワクチンは2回接種しましょう」〔お子さん対象〕
MRの予防接種により、95%程度の子どもが麻しん・風しんに対する免疫を獲得することができると言われています。2回の接種を受けることで1回の接種では免疫がつかなかった方に免疫をつけたり、1回目から年数が経って免疫が下がることを防ぎます。
◆麻しんとは?
一般的に「はしか」と呼ばれるもので、麻しんウイルスによる感染症です。感染力が非常に強く、空気感染や飛沫感染、接触感染により、簡単に人から人に感染します。麻しんの免疫が不十分な人が感染すると、症状が出ないことはほとんどなく、高い確率で発症します。
▽症状の経過
(1)カタル期(発症~4日目頃)※感染力が強い
38.0℃前後の発熱や咳・鼻水・目の充血などの症状がみられるとともに、口の中の頬の裏側に1mm程度の丘疹のある小さな白色の斑点(コプリック斑)が出現するが、2~3日で消える。
(2)発疹期(5日目~7日目頃)※感染力が強い
一旦熱が下がった後、半日くらいのうちに再度、39.0℃以上の発熱とともに鮮やかな赤い扇平な発疹が全身に広がる。発疹は、丘疹であり融合した不整形な斑点となる。次第に暗赤色になり、退色する。咳・鼻水・目の充血などの症状も強くなる。
(3)回復期(9日目~10日目以降)
発疹出現後に3~4日続いた熱が下がり、咳・鼻水・目の充血などの症状が次第に軽快して、全身状態や活力が回復する。発疹は黒ずんだ色素沈着となり、しばらく残る。
※合併症として、肺炎、中耳炎、まれに脳炎、失明等があります。
◆風しんとは?
風しんウイルスによって発生する急性の発疹性感染症です。飛沫感染で広がり、春先や初夏に流行し、集団生活に入る年代に多くみられます。
▽症状
発疹(淡い赤色の小さな丘疹で全身に広がるが、数日で色素沈着を残さずに消える)や発熱、リンパ節の腫れ、目の充血などが出現。3日間ほどで治ることが多いので「3日ばしか」とも呼ばれる。子どもは比較的症状は軽いが、まれに脳炎などの合併症が起こることがある。
◆定期予防接種として無料で接種できる子ども
1回目:1歳から2歳に至るまで
2回目:年長児(令和6年度は平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれ)
・町内または、京都府内の協力医療機関へ予約のうえ、母子健康手帳、予診票を持参して接種を受けてください。
※対象年齢、接種期間を過ぎた場合は自己負担となりますので、ご注意ください。
問合せ:子育て支援課
【電話】88-6636
■今月の保健・予防案内
◇栄養相談 要予約
対象:住民6日(金)、16日(月)
(1)午前10時30分~11時30分
(2)午後1時30分~2時30分
(3)午後3時~4時
◇2歳児健康診査
対象:2歳4か月~2歳8か月
13日(金) 午後0時50分~1時30分受付
◇予防接種(BCG)
対象:5か月~1歳未満
17日(金) 午後1時10分~1時30分受付
◇乳児後期健康相談
対象:生後8~10か月
20日(金)午前9時20分~9時50分受付
対象者には個別に通知いたします。
場所:いずれも「はぐ♡くむセンター(保健センター)」
予約・問合せ:子育て支援課
【電話】88-6636
■今月の元気はつらつ!若返り塾
※午前…午前10時~正午、午後…午後2時~4時
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