■高尾集落の歴史と伝承
私は高尾区に住んでいます。大峰山の山の中腹辺りです。今日は、高尾区の歴史や伝承されているお話を少しさせていただきます。
高尾区の歴史は古く、平安時代の近江源氏がルーツとも言われています。
確かに、現在は行われていませんが、私の中学生の頃までは、15歳か16歳になると長男は各家の家紋入りの裃を着て元服式とお弓を行っておりました。
また伝統行事として、毎年1月中旬頃に、青竹を各家より持ち寄って阿弥陀寺にて住職が無言でお経を読み上げ、氏子は無言で青竹を叩き、最後に叩き割る縁タタキもございます。
現在も男衆のみで執り行う女人禁制の行事で、当時の武家のルーツを伝承する高尾区独自の伝統行事が今もなお引き継がれ行われております。古き良き伝統を引き継ぎ何百年も続いている事は凄いことだと思っております。
いつまで続けられるかは分かりませんが、可能な限り地域の歴史と伝統行事を伝承して行く事も、また大切な事かも知れません。
広報モニター
植村英紀さん(高尾)
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