■滝王宮 「龍(りょお)神社」
宇治田原山手線と符作川の交差点を上流へ、田畑の中の舗装道路を10分、川のせせらぎと鳥の声を聴きながら山道を行くことさらに10分、そこには天武天皇の時代に遡るという水分神(高龍神(たかおかみのかみ))を祀る祠があります。
高龍神は古来より祈雨・止雨の神とされ、「龍」は龍を表現する古語です。
地元の方々から「リョオさん」と親しみを込めて呼ばれ、龍王の滝は、年中一時として絶えることなく下流の田畑に恵みの水を送っています。
毎年8月7日には滝まつりを行い御神徳と水に感謝の意を捧げています。
鳥居手前右側の岩窟には不動明王を祀り、京都伏見の信仰者で講社を作り、今もなお参拝に訪れています。
なお、山道は苔むして滑りやすいため、足元に注意してお参りください。
文化財保護委員 森内栄治
※「高龍神」の「龍」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
問合せ:文化財保護委員会事務局(社会教育課)
【電話】88-6613
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