■勝谷町政、始動。
まちづくりを自分ごとに「ともに未来へ」
小さなまちならではの強みを活かす
◇新たなまちづくりへの挑戦。
2月2日に執行された宇治田原町長選挙で当選を果たした勝谷聡一新町長に、今の心境やこれからのまちづくりの抱負を聞きました。
―まちづくりの舵取りを担うリーダーとなった心境は。
身が引き締まる思いでいっぱいです。慣れ親しんだ役場ですが、景色が少し違って見えますね。
今は、やるぞ!という強い思いと、町政運営の舵取りを担う責任の重大さを日々感じています。
―町政運営の基本方針は。
住民目線、未来志向、対話重視を基本姿勢に、新たな発想で未来を描く4つのビジョン、(1)町政の見える化(2)稼げるまちを具現化(3)公共交通の充実(4)若者・働き世代に選ばれるまちへ、で町政運営に臨みます。
このビジョンをもとに立てた未来創造計画では、稼げる自治体となり、その財源を生み出すことで、未来に投資し、まちに前向きな波を生み出していきたいと考えています。
―皆さんへのメッセージ。
これまで私は多くの住民の方に、労い、励まし、感謝と、たくさんのポジティブな声かけをいただいてきました。その恩返しをさせていただきたい思いでいっぱいです。
人口減少と厳しい財政状況の中ではありますが、課題を共有できたとき、小さなまちだからこそ、未来を大きく変えるチャンスがあると思います。
「自分ごと」としてまちづくりを考え、面白がって本気で行動する、そんなかっこいい大人が活躍するまちには、必ず明るい未来があると確信しています。
町政の舵取り役として、「このまちでよかった。このまちがいい!」そう思えるまちづくりに全力を尽くします。
ともに未来へ―。
どうか、皆さん、ぜひチーム宇治田原で、今はない未来を一緒に創っていきましょう
―プライベートについて伺います。
―趣味は。
庭いじりです。ガーデニングと言うほどではないですが(笑)。ホームセンターで購入した低木や高木、下草なんかを植えて整えて、育っていくのをゆっくり眺めたりしています。
―町のなかで、好きなシーンなどはありますか。
小・中学生が登校する時に、通学路に立って見守る先輩世代がいらっしゃるのですが、その世代間で交わされる笑顔や会話が、素敵だなと思いますね。
◇PROFILE かつたにそういち
昭和52年宇治田原町生まれ。京都産業大学理学部卒。京都市職員として奉職後、平成14年から令和6年までの22年間にわたり宇治田原町職員として奉職。在職期間中は、広報担当として平成26年に総務大臣賞受賞のほか、ふるさとチョイスAWARD2023自治体職員部門で日本一/地方公務員アワード2024受賞など。座右の銘は、「Think Different」(固定観念にとらわれない新しい発想を生み出す)。銘城台在住、47歳。
◇歓迎受け初登庁
「宇治田原の魅力は人」と力強く演説
2月10日(月)、勝谷町長が初登庁しました。
登庁に際し、役場玄関前で行われた初登庁式では、およそ150人が見守る中、町職員を代表し、南亮司教育長、町議会を代表し、原田周一議長から、歓迎の言葉が述べられたほか、町職員・町議会より、歓迎の花束が贈られました。勝谷町長は、出迎えた多くの住民や町職員らを前に、宇治田原町のリーダーとしての抱負を力強く述べました。
また、初登庁後、管理職会議で「プロのまちづくり組織人として住民の皆さんの幸せのため、一緒に未来を切り拓いていってほしい」と訓示しました。
〔あいさつ等の概要〕
先般に行われました町長選挙におきまして、住民の皆さまより多くの期待を寄せていただき、責任の重さを実感しています。
この1か月で、約1,000人の方とまちづくりの今と未来について、顔を突き合わせ、またオンラインで対話を重ねてきました。
私は、宇治田原の最大の魅力は人だと思っています。このまちのことを自分ごととして、どうしていけばよいのか、一緒に考え、行動しようとする素敵な人々がいらっしゃいました。これこそがこのまちの魅力、ポテンシャルだと改めて実感することができました。
人口減少の厳しい局面だからこそ、これからも住民の皆さん、事業者の皆さん、役場職員の皆さんと一緒になって、考え、アイデアを出し合い、対話を通して、チーム宇治田原として、まちづくりをしていきたい。皆さまと、ともに未来へ。今ない未来を一緒に創っていきたいと考えています。
次期のまちづくり総合計画と地域創生総合戦略の推進はもちろん、町政運営に臨むにあたり、住民目線、未来志向、対話重視の3つを基本姿勢とし、新たな発想で未来を描くための4つのビジョン、(1)町政の見える化(2)稼げるまちを具現化(3)公共交通の充実(4)若者・働き世代に選ばれるまちへ、を示しています。
以上のビジョンのもと立てた未来創造計画では、厳しい財政状況でも、さらに、財源を生み出し、未来への投資を進めることで、魅力創出や関係人口の増加など、まちに好循環を生み出したいと考えています。
これから4年間、その先頭に立って、宇治田原町政の舵取りを全力で進めてまいりますので、どうか皆さまの一層のお力添えをお願い申し上げます。
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