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自治体の皆さまへ

ごあいさつ

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宮城県川崎町

今年も、ともに努力して
ともに歩いてゆきましょう
優しさと思いやりと慈しみをもって

・川崎町長 小山 修作
・川崎町議会議長 眞壁 範幸

コロナ禍という大きな試練。4年前の2月29日、県内で初めての感染者を確認。
「とにかく、町民の皆様の命を守らなければならない。ワクチンや特効薬が開発されるまで、感染者をできるだけ少なく抑えることが何よりも大事」。議会の意見と町民の皆様の声を聞きながら、職員が一丸となって、その場その場でやれることに全力を投じてきました。

改めて、コロナに翻弄されて4年。この間、川崎町では国からの交付金を活用しながら、合計21億460万円の予算を投入して、112のコロナ対策を実行してきました。そして、やっと昨年の5月から、コロナが5類感染症に移行したわけです。

しかし、一昨年2月、ロシアのウクライナ侵攻に始まる原油・穀物などの価格高騰は電気や食料品など、あらゆる生活物価に波及。昨年の6月には、さらなる値上げに各家庭の負担増は、誰の目にも明らかなものとなりました。
そこで、川崎町では、今年度に入って、コロナ対策と物価高騰への支援として、2億6,230万円の予算をもって13の事業を展開。町民1人当たり5,000円の商品券を2回発行するとともに、2年続けて畜産農家の方々に飼料高騰支援を行ったほか、行政区が管理する街路灯・防犯灯の電気料や維持費の補助を決定。引き続きのコロナワクチン接種事業はもとより、早くから警戒すべきと言われているインフルエンザ対策として、県内の市町村では最も高い費用助成を4年連続で継続しています。また、昨年度から開始した帯状疱疹ワクチン費用助成事業を実施している町も、県内35の市町村の中で唯一です。町民の皆様の健康を守る政策を大切にしています。

もちろん、この1年、アフターコロナを見据え、様々なイベントや事業も復活。町民の皆様のご理解のもと、4月のアラバキロックフェスティバルの開催に始まり、多くのお客様を受け入れ、多くの感謝やお礼の言葉をいただくことができました。議員各位のご意見を政策に活かすと同時に、職員の努力に敬意を表する年月でありました。なにより、町民の皆様のご理解とご協力に感謝を申し上げる年月でありました。

コロナに苦しめられて4年。世界がやっとコロナ禍を乗り越えようとしていた矢先、ウクライナやガザ地区での戦争。毎日のように放送される子供たちの惨禍、瀕死の傷を負い、家族を奪われ、居場所も破壊され、「ママ、ママはどこにいるの」と泣き叫んでいる子供たちの映像を見ていると、誰もが胸が痛くなります。

誰もが、コロナとの戦いとは異なる恐ろしさや虚しさを感じながら、新年を迎えられたのではないでしょうか。感染症や災害よりも、人間の憎悪がいかに恐ろしいか。

冬空に冴(さ)えて、おうし座が輝きます。ギリシャ神話に登場し、中国では偉人の生まれ変わりだと。日本では、昔から「すばる」と呼ばれていました。古今東西、人々は星を知り、星に導かれ、星に思いを託してきました。夜空に国境はありません。
3カ月前、74歳で亡くなった谷村新司さんが44年前に紡(つむ)いだ名曲「昴」。夜空に浮かぶ星団に旅人が願いを込める様を歌ったこの曲には、懐かしさ、孤独、決意、そして、限りない優しさが溢れています。

いくつかの星が集まる「昴」は「統(す)べる」が語源。物事を1つにまとめる意味があるそうです。世界の分断が広がる中、人類の和を「統べる」道はないものか。優しさが、思いやりが、慈しみが、すべての人々に届く道はないものか。多くの人々が、そう思っています。多くの人々が、そう願っています。

今年も、ともに努力してゆきましょう。ともに歩いてゆきましょう。
優しさと思いやりと慈しみをもって、そして、希望と感謝を忘れることなく…。

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