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【絆】ひと・まち・みらい木津川市を創るすべての絆[第百二十八回]

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京都府木津川市

■今月のキラッと木津川人
病気と闘う方に希望と勇気を与えたい 葛和敏夫さん

Q ギターを始めたきっかけは何ですか。
A 定年後にがんの手術をして、これから何をしようかと考えたときに、同じく病気と闘う方に何か勇気づけられたらという思いでギターにチャレンジしました。学生の頃に趣味でギターをしていたので、元々興味はありました。最初は独学で、大会に出ましたが、希望と勇気を与えるためには、もっと練習が必要だと感じ、本格的にレッスンに通うようになりました。

Q 今回、日本ギターコンクールに出場した時と、受賞した時の気持ちを教えてください。
A 日本ギターコンクールには今まで何回か出場し、平成31年度以降5回の受賞をしましたが、今回も緊張しました。緊張で指の動きが鈍くなり、演奏が小さくなってしまいました。入賞は絶対ないと思っていたので、とても嬉しかったです。

Q 現在の活動は?
A がんの治療を受けながら、今もレッスンに通っています。また活動の幅を広げるために、仲間と「木津川音楽クラブ」を立ち上げ、半年に1回市内で音楽会を開いています。

Q ギターの練習はどのくらいしていますか?
A 月2回の治療後は1週間程練習できないので、毎日ではないですが、一日3時間、コンクールが近くなると一日7時間くらいしています。練習中は治療のことは忘れてギターに取り組むことができます。

Q 今後の目標について教えてください。
A 今後もギターコンクールに出場し、受賞することで、色んな人を勇気づけられたらと思っています。

Q 病気と闘っている方に向けて
A 今でも病気と闘っていますが、正直苦しいです。でも負けたらだめです。常に前向きな姿勢でいることを心がけています。目標を持つと人間は強くなります。また病気やけがの人だけでなく、若い方たちにも何か1つの目標をもって進んでいく力をつけてほしいです。

▽プロフィール
木津川台在住。70歳。定年後にがんの手術をおこない、今も月2回の治療をおこないながら、ギターのレッスンに通う。8月5日に第50回日本ギターコンクールシニア部門に出場し、銅賞を受賞。

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