今月のキラッと木津川人 第137回

55／56

■「花と笑顔が咲く地域の憩いの場に」
上狛活き活き農園支援ボランティア代表　松井康次(まついこうじ)さん

地域のために何かできないかと立ち上げた70代以上のメンバーで活動するボランティアグループで、月に1回集まり上狛駅近くの耕作放棄地を手入れしている。夏には京都府警の「ひまわりの絆プロジェクト」でもらった種を育て、2メートルほどにもなる元気なヒマワリを咲かせた。秋にはコスモスを咲かせる予定で、山城ぬくもりの里から花を見る方や近くを散歩する地域の方々を喜ばせている。

▽なぜ耕作放棄地を耕して花を植えようと思ったのですか?
社会福祉協議会の活動の一環で、地域の方々が楽しんでもらえる場所づくりとして、耕作放棄地を綺麗にして貸農園をつくろうと思い活動を始めました。その時に、花を咲かせて交通安全や命の大切さを伝える京都府警のプロジェクトを知り、もらったヒマワリの種を植えたのが始まりです。

▽活動する中でどのようなことが大変でしたか?
耕作放棄地を綺麗にする作業が大変でした。耕す前は、背丈よりも高い雑草がたくさん生い茂っていて、交差点の見通しも悪い状態でした。そこから草刈りをおこない、苗を植えてからも農業の知恵を活かしながら、定期的に雑草対策などの手入れをおこなっています。

▽嬉しかったことはありますか?
咲いた花を見て、地域の方々や施設の方が喜んでくれたことが嬉しかったです。
また、交差点の見通しも良くなったという声も聞けて、やって良かったなと思います。

▽これからの目標や夢はありますか?
ヒマワリの次は秋頃に咲くコスモスを育てる予定なので、また地域の方が元気になって、憩いの場になればと思います。畑も上狛駅から電車に乗ると見える場所にあるので、多くの方に見てもらいたいです。
そして、これからも地域のために活動するボランティアが増えてくれたら嬉しいです。