「動物の愛護及び管理に関する法律」では、広く国民の間に動物の愛護と適正な飼養について理解と関心を深めるように定めています。この機会に、動物との付き合い方や、飼い主としての責任について考えてみませんか。
■動物を飼う前に考えてほしいこと
・10年、20年先と、動物の命が終わるまで飼い続けることができますか。自分に、もしものことがあった場合、代わりの飼い主はいますか。
・餌代、トイレ代、予防接種、病気をした時の医療費など、飼育費用を負担できますか。
・鳴き声や臭いで近所迷惑にならないように、人と動物が共存できる生活環境が用意できていますか。
※動物に対し、外傷を与えたり、必要な世話をしないで放置をすると、動物の遺棄・虐待となり、違法の可能性があります。
■犬や猫を飼ったら
▽犬は登録をして毎年の狂犬病予防注射を受けましょう
・法律で義務付けられている、鑑札と注射済票を受けましょう。
・ふん・尿の後始末をしましょう。
・リードや鎖でつなぐか室内や囲いの中で飼いましょう。
・無駄吠えをさせないようにしましょう。
・他人に迷惑を及ぼすことがないように適正なしつけをおこないましょう。
▽猫は室内で飼いましょう
・屋外は事故に遭う、病気がうつるなどの危険がいっぱいです。ふん尿などにより近所迷惑、近所トラブルに発展するかもしれませんので室内で飼うことを心がけましょう。
■飼い主のいない猫について
・近所トラブルで多いのは、マナーを守らない迷惑な餌やり(餌の放置や投げ餌など)や糞尿の放置による被害です。
・「かわいい」「かわいそう」の一時的な感情で、動物に関わることで近隣住民の方とトラブルを生む可能性がありますので、よく考えて行動してください。
■令和8年度末まで、「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助金」の助成をします
市では、飼い主のいない猫の繁殖を抑制するために猫の不妊・去勢手術費(耳カット施術含む)1件につき5,000円(上限額)を補助します。詳しくは環境課へ問い合わせください。
■知っていますか「地域猫活動」
地域住民と飼い主のいない猫の共存をめざし、その地域にあったルール作りをおこない、地域で世話をすることで、飼い主のいない猫(その一代かぎり)の命を全うさせながら、将来的にその地域での飼い主のいない猫の数を減らしていく活動です。
猫だけでなく、地域環境問題として捉え、地域のみなさんの理解のもとで取り組んでいただくことが重要です。
(地域猫活動の例)
・地域住民の理解を得る。
・決まった場所、時間、適切な量の餌を与える。
・地域住民の理解を得た決まった場所でトイレを設置し、毎回、回収し清掃をおこなう。
・補助金制度を活用し不妊・去勢手術をおこない、飼い主のいない猫を増えないようにする。
問合せ:環境課
【電話】75-1215
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