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防災のススメ

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京都府福知山市

■「原子力災害」とその対応
火力発電や水力発電と比べてわずかな燃料で多くのエネルギーを生み出すことができる「原子力発電」。
低コストで安定的なエネルギー供給が可能であるという反面、万が一事故などが起これば、放射性物質が放出され、自然や人体への様々な影響が懸念される(=原子力災害)というリスクも抱えています。

◆「PAZ」と「UPZ」
原発からの距離によってとるべき対策が変わります。
・PAZ(予防的防護措置を準備する区域)
=原発からおおむね半径5km以内
⇒原発事故が起きた場合、直ちに避難する区域
・UPZ(緊急防護措置を準備する区域)
=原発からおおむね半径30km以内
⇒避難などの計画を事前に立てる必要がある区域

○もしも、原子力発電所で事故が起きてしまったら…
Q.福知山市の一部が高浜発電所のUPZ圏内に…。離れた場所で事故が起きたとき、私たちは事故を知ることができるの?
A.事故発生時には、健康被害の防止や影響の低減を図るため、定められた計画に基づき国が避難などの指示を行います。府、市も防災行政無線などの様々な方法で情報を発信します。
Q.具体的にはどんな指示が出るの?
A.基準に基づき、UPZ圏内に出される「屋内退避」という指示が出された場合は、自宅や公共施設などの建物に入りましょう。

○屋内退避の行動ポイント
・建物に入る前に、チリやホコリをよく落とす
・放射性物質を洗い流す
・窓・扉を閉め、換気扇をとめる
・テレビ・ラジオ・防災行政無線などの情報に注意する

上記の他にも、避難や一時移転など、状況に応じた指示が出されます。
原子力発電所は、過去に起こった事故を教訓として、厳しい規制の中で安全を最優先に運用されています。より安心・安全な運用のため、万が一の事態を想定した防災計画、避難計画などの「原子力防災」についてしっかり理解しておきましょう。

市民相談室や、市ホームページに掲載している「原子力防災のしおり(府・関係市町作成)」などを参考にしてください。

■11月26日(日)7時20分〜12時(予定) 避難訓練が実施されます
高浜発電所のUPZ圏内である大江町有路下地区で、住民の原子力防災に対する理解促進などを目的とした避難訓練が実施されます。地域住民の皆さんは、ぜひご参加ください。

問合せ:危機管理室
【電話】24-7503【FAX】23-6537

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