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自治体の皆さまへ

特集 ずっと健康で生きよう(2)

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京都府福知山市

■雨の日も、雪の日も、これを励みに生きとる
3月3日午前7時10分、上紺屋町の新町文化センター駐車場には、ラジオ体操の明るい音色と、地域住民の元気な笑い声が響いていました。
上紺屋町自治会では、平日の毎朝、地域住民が集まってラジオ体操を行っています。これは、4年前に住民の提案から始まったもの。
毎朝早朝から集まり、ラジオ体操とおしゃべりを楽しむ、平均年齢約80歳で構成されるラジオ体操チームの元気の秘密を探りました。

◆今年で100歳 1000回参加を達成
「毎朝、メンバーの顔を見られるのがうれしいんです」
そう話すのは、この日、ラジオ体操への参加回数1000回を達成した四方美代子(しかたみよこ)さん。年齢は、100歳です。
上紺屋町の森下修次(もりしたしゅうじ)自治会長手づくりの垂れ幕や記念プレートを囲み、この日参加した12名のメンバー全員で1000回と100歳の記念をお祝いしました。

◆町内のみんながよいから、一人やけどおれる
雨の日も雪の日も、足を骨折して入院した日以外は、毎朝ラジオ体操に参加してきました。
「休んだら、メンバーが『どうなん』『何かあったんか』と声をかけてくれるから、休まれんのです」と笑う四方さんに元気の秘訣を尋ねると、「近所の人がよいから。自治会長さんがよいし、町内のみんながよいから、一人やけどおれるんです」
現在は、町内に一人で暮らす四方さん。100歳を迎えた今でも、料理や買い物、家事はすべて自分でこなします。
「お友達に囲まれて、いろんなとこから声をかけていただいて。おかげさまで、今日まで大した病気はしてないんです」
この日も自分で着物から仕立てた上着をまとい、ラジオ体操に参加していました。
「これを励みに生きとります」
笑顔で話す姿には、年齢を感じさせない力強さがみなぎっています。

▽四方美代子(しかたみよこ)さん
スクーターで買い物やお出かけをするという四方さん。毎日どこかへ外出しているご自身を「出ずっぱり老人や」と表現してくれました。

■Pick Up
上紺屋町自治会 ラジオ体操
上紺屋町の森下さんは、平日朝のラジオ体操や、毎月開催のふれあいいきいきサロン、季節ごとのイベントを開催するなど、自治会長として積極的に上紺屋町自治会の地域づくりに励んでいます。
楽しく親しく仲良くなることがまちづくりであるという考えのもと、ラジオ体操では、参加10回ごとに手づくりの記念品を参加者にプレゼントしています。

上紺屋町自治会長
森下修次(もりしたしゅうじ)さん

■Interview
4年前、お医者さんに「少しの運動が必要」だと言われました。ちょうどその時期に始まったのがラジオ体操。それまではすれ違うだけだったご近所づきあいも、ラジオ体操をきっかけにコミュニケ—ションがとれるようになりました。
4年間毎朝続けたら、今ではお医者さんが驚くほど健康になりましたよ。

スタート時から皆勤賞
小林稔(こばやしみのる)さん

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