◆Interview
いつもそこに、駅とともに
福知山駅とのエピソードを伺いました!
○いつまでも福知山駅が賑わいの中にありますように
福知山駅は、40年ほど前の高校生のときから通学や仕事で利用しています。
福知山駅での一番の思い出は、新婚旅行への出発ですね。当時は、結婚式が終わると着替えてそのまま新婚旅行に出発するカップルが多くみられました。改札の電光掲示板には2人の名前と「お幸せに!!」のメッセージ。ホームに流れる結婚行進曲で、盛大に送り出していただいたことは、少し照れくさいながらも良き思い出です。
今では駅舎も建て替わりましたが、学生たちが楽し気に集ったり、ビジネスマンが慌ただしく往来しているのを見ると、福知山の躍動を感じます。福知山の活気の玄関口。これからも駅が福知山と共にあってほしいと思っています。
衣川淳也(きぬがわじゅんや)さん
○これからも、福知山に人を迎える“顔”でいてね
通学中の電車の中では、英語の単語帳で勉強をしたり、窓の外の風景を楽しんだりしています。福知山~綾部間以外は単線なので、時には反対方向の電車が遅れて通過待ちをすることもありますが、それもこの路線の味わいなのかもしれません。部活動が長引いてお腹が空いた日は、友だちと一緒に駅で食事をするのが楽しいです。
福知山駅が開業120周年と聞くと、これまで多くの先輩たちがこの駅を利用してきて、これからも後輩たちが同じように使い続けることを思い、すごい歴史だなと感じます。今後も私たちを見守り、福知山に人を迎える“顔”でありつづけてほしいです。
京都共栄学園高等学校
鉄道研究部のみなさん
◆Check 昔の福知山駅の姿はフクレルで
福知山鉄道館フクレルには、2代目の福知山駅とその頃の風景、現在の福知山駅とその周辺の様子を線路でつないだジオラマ模型があります。
旧駅舎のエリアには、昭和11年から昭和47年頃まで蒸気機関車の方向転換や入出庫に使われた転車台と扇形車庫もあり、「鉄道のまち福知山」の変遷を学べます。
参考文献
『市制施行50周年記念誌 福知山市50年のあゆみ』(昭和62年)
『福知山市史 第四巻』(平成4年)
『目で見る 福知山・綾部の100年』郷土出版社(平成7年)
『福知山鉄道管理局史』(昭和47年)
『近畿地方の日本国有鉄道 大阪・天王寺・福知山鉄道管理局史』(平成16年)
問合せ:産業観光課
【電話】24-7077【FAX】23-6537
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