■6世紀半ばの土器や鉄製品が出土
○新たに確認されたものを含め、4基の古墳を確認
3月30日(土)、市内篠尾地域の川上南古墳群・笹尾矢見所城跡の発掘調査について現地説明会を開催しました。
川上南古墳群は、福知山盆地の南西部に位置し、弘法川右岸の丘陵地に立地する総数15基からなる古墳群で、福知山の市街地を一望できる場所です。周辺には「景初四年」銘を持つ盤龍鏡の出土で知られる広峯15号墳をはじめ数多くの古墳群が存在しています。
民間の開発工事に伴い行った今回の調査では、4基の古墳が確認されました。そのうち2基では埋葬施設が確認されたほか、須恵器や鉄鏃、玉類などが出土しました。これらの調査結果は、川上南古墳群の西側にある向野古墳群・向野西古墳群を含め、この地域を基盤とした集団や古墳群の変遷・位置づけを考えるうえでの貴重な資料となります。
問合せ:文化・スポーツ振興課
【電話】24-7065【FAX】23-6537
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