■三和荘がリニューアルオープン
もっと便利に、もっと気軽に
三和地域の拠点として長く親しまれてきた三和荘は、旧三和町が1973年にセンター三和荘として開設し、2005年に全面建て替えをしました。
以降、地域の皆さんが中心となり運営を進めてきましたが、2022年に市直営での運営形態に変更。令和6年4月1日(月)に、三和地域の交流拠点施設「三和荘」としてリニューアルオープンしました。
新しい三和荘は、誰もが利用できる「多世代交流スペース」を新たに設置し、宿泊施設はより快適に過ごせるよう内装から一新しました。
また地域の生涯学習の拠点として公民館や地域協議会の事務局を設置したほか、長田野工業団地アネックス京都三和の連携室も配置し、幅広い分野連携を視野にした地域振興の拠点としても活用していきます。
さらに、太陽光発電装置や電気自動車からの電力供給システムなどを整備し、災害時の早期開設避難所としても活用します。
三和荘は、地域の皆さんと一緒に育てていく交流拠点として再び歩み始めています。
■三和荘はこんな風に新しくなりました
リニューアルPOINT
1 子どもから高齢者まで
多世代にわたる地域交流拠点へ
エントランスを抜けると、自然豊かな三和の風景を望む明るいロビーがあります。こどもスペースやパブリック本棚などを設置し、子どもから大人まで誰もが自由にくつろぎ、ゆったりと過ごせる多世代交流スペースとしています。
2 日常や災害時の地域の拠点
機能の集約と連携の強化
三和地域公民館、まちづくり組織「三和地域協議会」、長田野工業団地アネックス京都三和連携室の機能を集約し、三和荘と連携しながら地域振興を推進します。
また新たに調理室、創作室などを設置し、生涯学習の拠点として、さらには緊急時の電力を確保できる避難所としても整備しました。
3 使いやすさ、さらに充実
スポーツにもビジネスにも
宿泊施設は全室に浴室を設置し、三和の里山風景をイメージしたグリーン基調の心安らぐ内装に。宿泊は年中無休で利用でき、ビジネス利用の利便性を向上させました。
体育館横にはシャワー棟を新設。スポーツ利用にも快適です。
○内覧した人の声
アネックス京都三和に工場があるので、レストランや宿泊はありがたいですね。
宿泊の定休日がなくなったので、新入社員の研修にも活用できそうです。
株式会社ワイエムシィ京都事業所 所長
武藤英吾(むとうえいご)さん
■Interview
三和地域協議会
三和荘活用推進協議会
松下正美(まつしたまさみ)会長
◆みんなの大切な場所だからこそ守りたい
○新しくなった三和荘を使い、守っていく責任がある
三和荘は、三和地域に住む私たちにとって大切な場所です。6月の「みわこどもまつり」や、11月の「三和ふれあいフェスティバル」など、この場所で地域のみなさんと一緒に手作りのイベントを実施してきました。みんなの思い出がある、まさに地域の拠点です。
三和荘の運営に対してこれまで様々な議論がありましたが、最終的に私たち住民の強い想いが三和荘の存続につながったと思います。元より思い入れのある場所ですが、住民の皆さんと一緒に存続に向けて取り組んできたことでより愛着が湧き、大切にしていきたいという思いが強くなりました。これからの三和荘を見守り支え、積極的に活用することで、私たちの拠点を守っていく責任があると感じています。
三和地域協議会と三和荘活用推進協議会、そして市や自治会が中心になって、公民館、スポーツクラブ、老人会、社会福祉協議会など様々な分野の皆さんが集い、連携し、交流や賑わいを生み出す。三和荘をそんな施設にするために、どうやって外の人に来てもらうかが直近の課題です。みんなで協力して、三和荘に来たくなるイベントや企画を実施していきます。
三和地域の住民でなくても三和荘は大歓迎。レストランや宿泊施設も充実していますので、新しくなった三和荘にぜひ遊びにきてください。
○みわこどもまつり
新しくなった三和荘で6月1日(土)開催
子どもや子育て世代を対象に、人形劇や工作体験などが催されるイベントで、前回開催時には600人が来場。
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