広報誌担当になる前のことです。国土交通省に出向していた私は、緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE(テックフォース)」の一員として能登半島に派遣されました。今月号の表紙は、そのときの輪島市の港の写真です。海面が遠いこと、地盤が隆起したこと、きっといつもの風景ではないその様に、絶句、そして、撮影。この先ずっと、あの景色を忘れることはないでしょう。地震のどうしようもない力、恐ろしさを市民の皆さまと共有できたらと思い、表紙にしました。地震の危険性が各地で高まっている今、早く多くの皆さまに今月号を読んでほしい今日この頃です。さて、特集に登場した人たちは、「地震の発災直後は自力で生き延びるしかない。自分や大切な人を守るために備えてほしい」と訴えています。今一度思い浮かべてみてください。あなたの大切な人は誰ですか?今月号が、皆さんにとって地震のことを考えるきっかけになれば良いなと、強く思っています。(芦田)
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