市立図書館は、令和6年9月に100年目を迎えました。中央館のメッセージの木は、皆さんからのお祝いの言葉や、思い出を懐かしむ言葉をつづった葉で生い茂っています。
■読書の楽しみを届けて100年
市立図書館は、大正13年(1924)9月、惇明小学校の一室に開設された「福知山町立図書館」に始まります。当時の所蔵図書は1363冊で、多くが市民の有志からの寄贈でした。その後、大江、夜久野、三和にも図書館や図書室が設置され、平成18年(2006)の市町合併に併せて図書館中央館と3つの分館として再編。平成26年(2014)には中央館が市民交流プラザに移転し、明るい閲覧スペースやイベント空間を設置、館内サービスを充実させました。令和4年(2022)1月には「ふくちやま電子図書館」を開館し、インターネット環境があれば24時間いつでもどこでも読書が楽しめるサービスを始めました。
■すべての人に学びの場を
市立図書館は、紙の本やデジタル資料を通して誰でも情報に触れられる場所です。所蔵図書の充実に加え、ボランティアと連携したイベントや出張おはなし会などで、子どもから高齢者まで幅広い世代に読書の楽しさを届けています。
■3つの分館が地域のそばに
○三和分館
産屋の里にちなみ、「子育てにやさしい図書館」として絵本、児童書を多く所蔵しています。
○夜久野分館
天井が高く、木の温もりを感じられます。漫画家・松本零士(まつもとれいじ)さんの原画も展示しています。
○大江分館
鬼伝説がある大江山のふもとに位置し、鬼の資料を揃えたコーナーなどがあります。
■100周年記念イベント
○こうの史代(ふみよ)「荒神絵巻」作品展
福知山市在住の漫画家・こうの史代さんが手掛けた宮部みゆき原作『荒神』の新聞掲載時の挿絵の中から約20点の作品を展示します。
日時:1月21日(火)から2月2日(日)まで
場所:図書館中央館
○ワークショップ「製本に挑戦!〜四ツ目とじ本〜」
日時:
1月26日(日)10時30分から11時30分
1月28日(火)15時から16時
1月30日(木)15時から16時
場所:図書館中央館
定員:各回10人(中学生以上)
費用:材料費600円
■メッセージの木
・先日亡くなった父が私を、私が娘を、娘が孫を連れて、親子4世代で図書館に通いました。ありがとう、これからも。
・いつも親切で優しい対応に感謝いたします。これからも、「幼児から高齢者まで地域住民全ての生涯学習施設」でありつづけてほしいです。
・たくさん本があり、選ぶのに迷います。また、座りごこちが良い椅子が好きです。
・図書館は、もっていない本も読めるし、かわなくてもいいから大好きです。
・都会の大きな書店に行っても売ってない本が、ココにはあります。「売れる本」ばかりでなく、「読みたい本」を揃えてくれる。それが福知山図書館!
・今日、初めて図書館に来ました。静かで、涼しくて、綺麗で、とても集中できました。また来ます。
・子どもたちも成人し、私が一人で利用しています。いつまでも図書館が続きますように。
・小さい頃、なかなか買ってもらえない本を借りにきていました。とても楽しい時間でした。
・福知山に引っ越してきて、3歳の子どもを連れて本を借りに来て以来、ずっと通っています。おかげで本好きな子になりました。福知山の中で一番素敵な場所です!
・図書館大好き!いろんな発見できるからぼうけんしてるみたい。
・図書館は、私の生活の一部分。苦しいことも、悲しいことも、世間並みの言葉で言い表せないほど救ってもらいました。
総メッセージ1393通(11月30日時点)のうち一部を紹介。
メッセージは図書館中央館で2月28日まで募集中。
■図書館フォトコンテスト優秀賞
○巡回展
三和分館…1月7日(火)から1月26日(日)まで
中央館…2月22日(土)から3月2日(日)まで
大江分館…3月22日(土)から3月30日(日)まで(予定)
※夜久野分館での展示 は終了しました。
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