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特集 ─ わがまちで創り上げる舞台 ─ 今 、幕が上がる(1)

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京都府福知山市

将来の文化活動の担い手を育てるために、新たな市民参加型の文化事業がはじまりました。本市では初めての取り組みです。その第一弾として、演劇、ダンス、音楽が融合した舞台「わが星」の上演を予定しています。
公募で集まった市民の皆さんが創り上げる舞台は、どのようなものになるのでしょうか。
今月号では、「わが星」を企画した担当課の思いや、出演者として参加する市民の皆さん、演出を担当するプロの演出家へのインタビューを通じて、本公演の魅力をお伝えします。

■市民が主役の「わが星」京都府北部では初の上演
舞台「わが星」は初演から15年以上が経過していますが、今でも多くの人から愛される傑作です。プロ・アマチュア問わず全国各地で上演が行われていますが、京都府北部での上演は本市が初めてです。
「わが星」は、明るいダンスとラップに夢中になっていると、いつの間にか深いテーマに引き込まれていく不思議な作品です。作品内には様々な「例え」が登場しますが、それぞれの意味に気づいた瞬間、きっと涙してしまうのではないでしょうか。

■小学生から社会人まで幅広い年代の市民が参加
多くの作品の中から「わが星」を選んだ理由の一つに、「作品全体が時報のリズムに合わせて進むため、音楽を聴く感覚でセリフを覚えられること」が挙げられます。参加者の半数は演劇未経験者で、中には小学生もいますが、80分間のセリフを暗記して本番に臨みます。
また、「わが星」は、舞台づくりを通して地域の文化活動に参加するきっかけにもなっています。公演の練習を重ねるうちに、地域の演劇サークルに興味を持ち、加入を決めた人もいます。
新たな文化活動の担い手が生まれつつある「わが星」。市民の皆さんが創り上げる舞台を見に来ませんか。

◇「わが星」とは
人が生まれてから死ぬまでの約100年、星が誕生してから消滅するまでの約100億年。時報を合図に、団地で暮らす一家と星の一生を重ね描いた、柴幸男の代表作。第54回岸田國士戯曲賞受賞作。
(出典:劇団ままごとホームページ)

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