私たちの心のふるさと、あやべ水源の里。その活動を順に紹介しながら、集落の元気のヒミツや日々を楽しく暮らすコツを探ります。
■豊かな自然を観光資源に活用
過去にカヤの収穫に利用していたシデ山を観光資源として活用しようと、平成22年から地域の有志が林道の整備や登山会などを開始。6つの滝や雲海が見られる山頂からの眺望などが人気を呼び、今では観光客がハイキングに訪れるようになりました。鳥垣は平成27年2月、活動の輪を広げるため水源の里に登録。ルートマップや休憩所の整備など、登山客誘致に向けた活動を精力的に行ってきました。昨年開催された「第1回あやべ水源の里トレイルラン」のコースに選ばれるなど、来訪者は着実に増えています。
このほか、集落にある農家民泊と共同で年5回の農業体験を実施。その農業体験で収穫したもち米を使ったもちつき体験会も開催し、多くの参加者と交流を深めました。代表の古和田実さんは「登山や農業体験など自然に触れるイベントを通じて、関係人口や移住者増加につなげたい」と展望を語ります。
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