■広報紙で振り返る―令和5年の綾部市政
[あやべゼロカーボン表彰]
2月、脱炭素社会に向けた機運を高めるため、優れた取り組みや活動を行った個人・団体を初めて表彰しました。
[あやべ3040成人式初開催]
3月、令和4年度に30歳と40歳を迎えた人を対象に同成人式を初開催。同級生とのつながりや絆を深め、将来のUターンや定住を考える場となりました。
[綾部幼稚園が閉園]
3月、同園が122年の歴史に幕を閉じました。閉園式には、卒園生や保護者ら約150人が参加。スライドショーやタイムカプセルの開封などが行われ、思い出の園舎に別れを告げました。
[トレイルラン初開催]
4月、未舗装路を走る「トレイルラン」の大会が市内で初めて開催。全国から参加した550人が、水源の里を駆け抜けました。
[市道宮代豊里線の拡幅工事が完成]
4月、平成28年度から進めてきた、宮代町と位田町を結ぶ市道宮代豊里線のうち、最南区間の工事が完了。通行の安全性と利便性が向上しました。
[里山交流研修センターがリニューアル]
4月、同センターの竣工式を実施。都市農村交流の拠点として機能が拡充しました。
[スローライフ・フォーラムin綾部]
5月、同フォーラムを府内で初開催。参加者約480人が、多様に、そして「緩急自在」に生きる「スローライフ」について考えました。
[あやべ水無月まつり]
7月、コロナ禍前の形態に戻して開催。来場者4万人が綾部の夏の風物詩を楽しみました。
[台風7号災害]
8月、台風7号による局地的な大雨で、土砂崩れや浸水などが発生。市内各地で甚大な被害を受けました。
[あやテラスオープン]
11月、図書館、あやっこひろば、ホールからなる複合施設「あやテラス」がオープン。人が集い、新たな学びと交流の場として活用されています。
▽その他の出来事
『1月』
日本郵便と包括連携協定を締結/四都市スポーツ大会冬季大会で綾部市が初優勝
『2月』
市ホームページをリニューアル/第40回京都府茶品評会褒賞授与式で成績優秀な市として優勝旗を受ける
『3月』
綾部市脱炭素ロードマップを作成/市少年少女消防クラブが令和4年度優良少年消防クラブとして消防庁長官賞を受賞
『4月』
パートナーシップ制度を開始/下水道使用料を改定/上林分団(中上林地区)機能別消防団員が発足
『6月』
団長点検第50回記念市長査閲式を初開催/東綾小中一貫校と上林小・中一貫校が河川功労者表彰を同時受賞
『8月』
図書館「かしだし券」電子申請が可能に
『9月』
あやべ温泉二王館宿泊と宴会営業終了
『10月』
子どものインフルエンザ予防接種費用の支援を開始
『12月』
合唱団あやべが4年ぶりに復活/新型コロナウイルスワクチン集団接種終了
■令和6年 年頭のごあいさつ
綾部市長 山崎 善也
はじめに、1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする大地震により、亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
改めまして、明けましておめでとうございます。
全国各地で梅雨前線や台風などによる災害が相次ぎ、地球温暖化による異常気象の影響もあって、災害が頻発化、激甚化しています。昨年8月、本市は台風第7号による局地的な豪雨により、西部地区を中心に甚大なる被害を受けました。改めて被災された住民の皆様にお見舞い申し上げます。またボランティア活動をはじめ、義援金や物資の提供をしていただいた皆様に感謝申し上げます。自助・共助の精神や地域コミュニティの大切さ、そして綾部市民の絆の強さを改めて感じたところです。
また昨年11月には、待望の複合施設「あやテラス」が竣工しました。新たな図書館の整備検討を開始して以降、自然災害や社会情勢の変化に大きな影響を受けながら8年をかけて完成に至り、市民の皆様と竣工を祝えた喜びは誠に感慨深く、関係各位のご尽力に心からお礼申し上げます。
超高齢化社会が目前に迫り、人口減少の加速化や少子化、価値観の多様性や大規模災害・感染症リスクの増大、デジタル社会の進展など、自治体を巡る社会環境は大きく変化し、行政課題は一層複雑化、多様化しています。組織や地域の枠を超えた連携も必要で、官民協働や北部連携都市圏の推進に加え、IT技術の活用などが、公共サービスの水準を維持していく上で不可欠な時代でもあります。
一朝一夕に解決できない課題が多くありますが、新たな発想と地域の特色と潜在力を生かしたシステムの構築により、誰もが幸せを実感できるまちづくりを目指し、市政の更なる発展に尽力する所存でありますので、引き続き、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
結びに、皆様のご多幸とご健勝、内外の平和と安寧をお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
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