手話を広め半世紀
今回の情報すくらんぶるは、発足50周年を迎えた、綾部手話サークルあやとり(庄里美会長)を紹介します。
■手話を通じてつながりを広げる
同サークルは、日本初となる手話学習会「みみずく」(京都市)の設立から10年後の昭和48年6月に結成。平成10年に25周年を記念して、サークルに「あやとり」の愛称を付けました。綾部の「あや」と、手話や気持ちを「読み取る」の意味をかけ合わせ、あやとりの輪のようにつながりが広がるように、という思いを込めています。手話をきっかけにいろんな人が集い「和やかに楽しく」をモットーに活動しています。
■手話言語の普及と理解を進める
同サークルの会員は現在、市内外から集まる20〜80代の41人で、月2回の例会のほか、花見や忘年会なども開催し交流を深めています。昨年の7月には、市内の聴覚障害の関係3団体と共催し、手話コミ条例施行5周年記念事業を実施(本紙8月号8面参照)。今後は、子どもたちが手話に触れる機会をつくっていきたいと展望します。聴覚障害者と手を携え、手話を日本語と同じ一つの「言語」として使える地域を目指し、手話の裾野を広げる取り組みを続けます。
■手話があふれるまちに
アットホームな温かいサークルです。手話に関心のある人は誰でも気軽にご参加ください。綾部市を手話と笑顔があふれるまちにしましょう。
同サークル会長
庄 里美さん
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