私たちの心のふるさと、あやべ水源の里。その活動を順に紹介しながら、集落の〝元気のヒミツ〞や日々を楽しく暮らすコツを探ります。
■自慢のコメで地域をPR
中上林地区の最北、上林川に注ぐ支流の源流部に位置する水梨。地域資源を活用した魅力発信で集落の活性化を図ろうと、令和4年に水源の里の指定を受けました。
主な活動は、地元産のブランド米「水梨米」の販売です。コメは、年間の注文量が生産量を上回るほどの人気ぶり。山から流れてくる清らかな湧き水と大きな寒暖差を生かして育てられ、令和4年の「京のプレミアム米コンテスト」では金賞に選ばれるなど高い評価を得ています。
稲穂が実る田は、地域住民に加え、大阪府や福知山市に住む集落出身者数人で維持管理。毎週手入れを行い、自慢のコメや自然環境を守っています。阪田雅之代表は「一緒に農業ができる仲間を増やせるよう移住者を呼び込んでいきたい。住民の豊かな暮らしにつながる取り組みもできれば―」と今後の展望を語ります。
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