内閣府が、災害時の防災活動や体制整備等に貢献した個人や団体を表彰する「防災功労者防災担当大臣表彰」。下市自主防災会(久木康弘会長)が9月11日、本市で初めて受賞しました。
■タイムラインで命を守る
下市自主防災会は、平成18年4月に設立。平成30年西日本豪雨災害時に、地域内で約50件の浸水被害が発生したことを教訓に、水害等避難行動タイムライン(以下、タイムライン)の作成に取り組みました。その結果、昨年8月の台風7号災害では、豪雨により浸水被害が発生したものの、自治会役員を中心に、地域全体でタイムラインに沿った避難行動をとり、人的被害は発生しませんでした。
この経験を基に、周辺の自治会にも、地域で協力してタイムラインを作成することの重要性を周知。本市の地域防災力の向上に貢献しています。これらの取り組みが評価され、今回の大臣表彰受賞となりました。地域の安全を守るため、タイムラインを積極的に作成しましょう。
■早期声掛けで人的被害ゼロ
台風7号の際、早期に地域住民に避難を呼び掛けることができたのは、日頃から地域のつながりを重視していたからです。この表彰は、地域の協力と防災活動の成果の現れです。
緊急時には自分や家族、近隣の人の命を守ることが重要です。そのため、日常的に地域とのコミュニケーションを大切にし、避難時には周りの人々と声を掛け合って避難しましょう。
同会会長 久木康弘さん
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