私たちの心のふるさと、あやべ水源の里。その活動を順に紹介しながら、集落の〝元気のヒミツ〞や日々を楽しく暮らすコツを探ります。
■住民全員参加で地域活性化
7世帯11人が暮らす中上林地区で最小の集落、瀬尾谷。代々受け継がれてきた〝黒ウリ〞を活用し、地域活性化に取り組んでいます。
水源の里の指定を受けたのは平成24年。立ち上げ当初から、集落で親しまれていた黒ウリの漬物「瀬尾谷粕漬」の加工・販売をしています。瀬尾谷では、住民全員参加型での活動を展開。作業の日程調整や内容などは、全員で意思決定をしています。高齢化が進み、活動人数が減少しましたが、昨年、京都市内からのIターンで1世帯が転入。新たに4人の住民が加わり、活動を支えています。
また、上林小学校の1、2年生が地域のことを学ぶ「ふるさと学習」にも協力しています。礒井進代表は「今後の課題は販路の拡大。たくさんの人に瀬尾谷のことを知ってもらい、地域の魅力をPRしたい―」と、展望を語ってくれました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>