私たちの心のふるさと、あやべ水源の里。その活動を順に紹介しながら、集落の元気のヒミツや日々を楽しく暮らすコツを探ります。
■特産品のウメで地域を活性化
草壁は、活気ある集落づくりやUIターン者の定住促進を目指して、平成24年に水源の里の取り組みを開始しました。中心的な事業は、ウメの実を使った特産品の開発・販売です。水源の里に指定されたことを契機に商品化した梅干しは、多くの人に親しまれる草壁の名物に。「あやべ水源の里トレイルラン」では、補給食としてランナーたちに好評でした。
ウメの実は、平成8年に地元住民によって植樹された64本の木から収穫します。毎年6月には、複数回にわたって「梅ぼり体験会」を開催。都市部からも参加者を募り、関係人口の創出につなげています。このほか、集落の出身者へ向けた広報紙「ふるさと通信」の発行、田んぼの景観整備などに取り組んでいます。
代表の稲子和夫さんは「活力ある地域づくりが、一歩でも半歩でも進むよう活動を展開していきたい」と今後の意気込みを話します。
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