令和6年度国民健康保険(国保)の保険料率が決定しました。国保の準備基金(貯金)が少なくなったため、12年ぶりに保険料率を見直します。
国保とは、安心して医療を受けるための加入者の互助制度です。近年は、高齢化、医療技術の高度化により1人当たりの医療費は増加。一方で加入者が減り基金を取り崩して収入を補填しながら、11年連続で保険料率を据え置いてきました。その結果、基金残高は大きく減少。安定的に国保運営を図るためには、一定の基金を確保する必要があるため、加入者の皆さんに負担を求めざるを得ない状況となっています。
現在の医療費水準に見合う保険料にするには、今後も引き上げが必要になります。物価高騰などの社会情勢を踏まえ、加入者の皆さんの急激な負担増にならないよう、段階的に毎年保険料を見直す予定です。市は今後も、歳出削減や保険料の収納率向上による歳入確保に努めます。一方、健康づくりは医療費の削減にもつながります。国保では、特定健診や特定保健指導などを実施中。年に一度は必ず健診を受けるなど、健康管理の意識を高めましょう。
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