私たちの心のふるさと、あやべ水源の里。その活動を順に紹介しながら、集落の〝元気のヒミツ〞や日々を楽しく暮らすコツを探ります。
■竹を資源に地域振興
水源の里・かんばらは、平成30年に設立。JR山家駅がある立地を生かし、市内外から多くの人を集め地域の活性化につなげようと、活動を開始しました。
主な取り組みの一つが竹林の整備です。由良川に架かる観光名所「上原橋」(つり橋)周辺の景観美化などを目的にスタートしました。伐採した竹は灯籠にして地域に設置したり、竹チップを原料にした堆肥でカブトムシを繁殖させたりするなどして有効活用。これらの事業を「バンブー・ビートル・プロジェクト」として推進しています。将来的には、竹を農地の土壌改良剤に加工し、特産品の開発とブランド化を目指す計画。野口久徳代表は「次代への下地づくりのプロジェクト。事業を進めるとともに、今後も竹の活用方法を探っていきたい。また、他の水源の里集落との連携を強化し、共に地域の活性化に取り組んでいけたら―」と意気込みを語ります。
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