文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域でつながる多文化共生の輪(1)

2/22

京都府舞鶴市

■グローバル化する社会
グローバル化が進展し、世界規模で人の移動が活発化している現在。本市でも駅や学校、コンビニなど、日常生活で外国人を見かけることは珍しいことではなくなりました。そんな中、日本人と外国人が一緒になって地域社会を形作っていくことが求められています。

■誰もが同じ舞鶴市民
そこに住む誰もがお互いを認め合うことは、日本人も外国人も一人ひとりが気持ちよく暮らすことのできる、魅力あるまちづくりにつながります。
市内に住む人は誰もが等しく、舞鶴市で暮らす仲間です。「国籍や言葉が違うから」と壁を作らず、日本人も外国人も笑顔になれる魅力あるまちを目指して「多文化共生」について考えてみましょう。

■舞鶴市の外国人住民数の割合
(令和5年12月1日時点)

■舞鶴市の国籍・地域別外国人住民数
(令和5年12月1日時点)

■外国人市民のホンネ
多文化共生への第一歩は外国人の声を聞くこと。いろんな考え方、感じ方があって当たり前。お互い違うことを理解することが大切です。外国人は舞鶴でどんな思いで生活し、どんな生活をしているのでしょうか。

・日本語は難しいです
たくさん友達を作って交流したい!
(ジュナイド・アリ・ラザさん パキスタン出身)
・皆さんとても優しく、不便なことはありません
インドネシアのことをもっと皆に知ってほしいな!
(タズキ ヌル アジズさん インドネシア出身)
・博士号を取るために舞鶴に来ました。居酒屋でよく声をかけてもらってうれしいです
チリペッパーが恋しい!
(ハンター・ハーター・ゴッドフリィさん アメリカ出身)
・来日当初は苦労しました
今、日本語検定1級に挑戦中です!
(二宮 千夏さん 中国出身)

■介護現場で働く外国人インタビュー
社会福祉法人 成光苑 ライフ・ステージ舞夢

日本に来て29年目です。外国人をまとめるリーダーを任されていますが、新しく日本に来た人には、自分が初めて日本に来た時のことを思い出しながら接しています。利用者さんは私にとって家族のような存在ですし、職場は日本語の勉強のサポートなどしてくれるので、その分頑張って何事にもチャレンジしています。
(坂根 アメリータさん フィリピン出身)

昨年の6月から舞夢で働いています。日本語、特に漢字が難しいですが、同僚たちは皆優しくいろいろ教えてくれます。仕事では利用者さんに「ありがとう」と言われるのがとてもうれしいです。より良い仕事ができるように、日本語や介護についてもっと勉強して、将来は介護福祉士の資格を取得したいです。
(アラゴン ダニスさん フィリピン出身)

当施設は開設時から国際貢献、グローバルな介護現場を目指しており、現在、当施設には9人、法人全体では39人の外国人が働いています。外国人人材の採用については、初めは利用者もその家族もスタッフも外国人に慣れておらず、言葉やコミュニケーションの部分で不安な面もありましたが、とてもまじめで勉強熱心で、思いやりあふれる姿を見ると、その不安もなくなりました。その温かさに直接触れてすごく喜ばれる利用者さんを見ても、国籍は関係ないなと改めて思います。私たちの仕事は、意思の疎通が難しい人と関係性を作ってコミュニケーションを積み上げることですが、彼女たちを通して国際的な感覚、他者を理解する力も育まれています。彼女たちはいつもそばにいて当たり前で、なくてはならない存在です。
(施設長 上野由香子さん)

※市内では、国際貢献や日本人人材の不足などのため多数の外国人が働いています
高度な知識を持ち舞鶴に新たな風を吹き込んでくれる人など、さまざまな人材が活躍しています

担当:地域づくり支援課

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU