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自治体の皆さまへ

新年のあいさつ 人と人との「つながり」で発展と飛躍の年に

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京都府舞鶴市

令和6年の年頭にあたり、謹んでごあいさつ申し上げます。
本市は、昨年8月、台風7号により、西舞鶴地域、加佐地域を中心に甚大な被害を受けました。市では、台風災害から一日も早く元の平穏な生活を取り戻していただけるよう、多くの皆さまのご協力、ご尽力により、早期復旧のための取り組みを進めているところであります。あらためまして、被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げますとともに、ご協力いただいております皆さまにお礼を申し上げます。
さて、本市は昨年、市制施行から80周年を迎えるとともに、長らく続いた新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行し、コロナ禍前の日常に戻りつつあります。久しぶりにご家族、ご親族そろってのお正月をお過ごしの方も多いのではないでしょうか。そして当たり前のことがこんなにも大切だったと実感された方も少なくないのではないでしょうか。
昨秋は80周年記念を冠するイベントが多数開催されたほか、流行語にもなりましたように「4年ぶり」にさまざまな行事が開催され、私もその多くに参加させていただいたところです。
久しぶりに各地域でふれあいサンデーが開催され、それぞれの地域で市民の皆さまの創意工夫を凝らした催しが行われました。会場は、多くの人の笑顔でにぎわい、多世代が交流する様子を見ることができました。
また、まいづる市民第九演奏会では、市民合唱団の皆さまの一体となった歌声に圧倒され、感動で涙しました。
そして、市民の皆さまとの対話集会を開催し、市民の皆さまと同じ目線で政策やまちづくりについて語り合いました。
こうした各行事に参加する中で、私はあらためて、地域にはまだまだ宝物となる歴史や文化、産業などがあり、それを生かす人がいることが最も大事なこと、人と人との「つながり」の大切さ、そして人が思いや意欲を持って行動することが欠かせないということを再認識いたしました。
未来に希望がもてる活力あるまち。第7次総合計画で掲げた都市像ですが、活力あるまちというと皆さまはどのようなまちを想像しますか。人が元気に活動している姿、笑顔があふれている様子、皆さまそれぞれが考える活力あるまちがあると思います。
市民の皆さまとの対話集会でこんな話がありました。「つながりが広がるまちに住みたい」
地域におけるつながりの希薄化が叫ばれる今日ですが、誰もが人と人のつながりをどこかで必ず求めている、そんな思いから出てきた言葉ではないでしょうか。
私の座右の銘にしていることに「自他共栄」という言葉があります。互いに信頼し、助け合うことができれば、自分も世の中の人も共に栄えることができるという考え方です。
誰かを助けたい、ワクワクを提供したい、おいしいものを届けたい。誰かのためを思い、人と人とがつながった先には活力あるまちが見えてくるのではないでしょうか。私は、こうしたまちを実現するためにも、市民の皆さまがその力と可能性を発揮できるような環境づくりに力を注いでいきたいと考えています。
市民の皆さまの思いと意欲、そして舞鶴への「誇り」がまちづくりの源泉であり推進力です。私はそれを大切にして、共に育んでいきたいと思いますので、どうか本年もよろしくお願いいたします。
この一年が皆さまにとって、私たちのまちにとって、新たな発展と飛躍の年となることを心からお祈り申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。

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