■市長と高校生ら意見交換
「気軽に勉強や交流ができる場があるとうれしい」。昨年12月、西駅交流センターの一室で、市内の高校に通う生徒が市長に思いを伝えました。この日は「未来に希望がもてるまち」などをテーマに、集まった高校生ら10人と市長が輪になって座り、自由に意見交換。約2時間にわたって話が弾み、参加した1人は「みんなで話し合うことで、違う目線で舞鶴を見ることができた」と笑顔を見せました。
■対話集会 8回開催
本市では今年度、現場の声を施策のヒントにするとともに、市民にまちづくりへの関心を高めてもらおうと、市長自らが市民と意見を交換する「対話集会」を開催しました。集会は、15~18歳を対象とした「高校生世代編」のほか「赤れんがの保存・活用」や「地域の歴史」などのテーマ別に計8回実施。各回10人程度が参加し、市政への思いや、課題の解決に向けた意見が多く集まりました。
■ヒントをまちづくりに
今回は、参加者へのアンケート結果や、各回で集まった主な意見を紹介するとともに、それをヒントにした主な施策についてお知らせします。今後も、市民の皆さんの声をうかがい、まちづくりを進めるとともに、市民の皆さんがまちへの関心を高められるよう、取り組みを進めていきます。
■参加者アンケート 感想を教えてください
・他の人と意見交換することで、自分の考えが深まっていくのがおもしろかった
・市長が自分の話に耳を傾けてくれ、うれしかった。一人ひとりの声がまちづくりにつながるという意識がもっと広がってほしい
・試行錯誤はありそうだが、対話集会を続けることが肝心だと思う。市長が進行役を務めていたので、自身の思いについても、もう少し聞きたかった
■対話集会をヒントにした主な施策
◇デジタル化を進めます
市役所では紙の手続きが多過ぎるなどの意見もヒントに、保育所のオンライン申請をはじめています。また、原則として3年以内に、市役所での手続きに関わる申請書をデジタル化します。さらに公共施設予約システムを改修し、キャッシュレス対応を可能にします
◇子育て施策を分かりやすくします
手厚い産後ケアを求める声や、サービスを利用しやすくするなどの意見もヒントに、母子保健事業を集約した「こども家庭センター」(今年4月設置)を拠点に、妊娠期から子育て期にわたり切れ目なく相談に応じる体制を強化します
◇地域の活動をサポートします
地域で行われている除草など、地域活動の負担が重く、担い手が不足しているという声や、活動を楽しみながらお互いを助け合える地域づくりをしたいという意見などをヒントに、地域活動を支援する「元気なまちづくり事業」を強化します
担当:改革推進課
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