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京都府舞鶴市

誰でも陥る可能性がある心の不調 早めに気付いてケアを

皆さん、心のケアはできていますか。
仕事や育児、介護など、日常が目まぐるしく進む中で、人間関係に疲れたり、ストレスを抱えたりしている人は少なくありません。心の不調は、まず自分で気付き、周りのサポートを受けながら、早めにケアをしていくことが大切です。
今回は、まいづる健やかプロジェクトのメンバーで、市内で心理カウンセリングサービスを提供されている公認心理師の迫田さんに話を聞きました。

■心の不調に気付こう
誰でも、知らず知らずのうちに無理をしてしまい、心の不調に陥ることがあります。しかし、自分では、なかなか気付きにくいものです。次のような症状があれば、心のSOSのサインです。鬱(うつ)などの重い症状となる前に、早めにケアすることが大切です。

◇心のSOSのサイン
・普段は気にならない他人の言動や態度に、過剰に反応してしまう(「上司の発言が気になる」など)
・急に体調不良や不安感が増すが、原因が分からない(動悸(どうき)、息苦しさ、体のだるさ など)
・自分に自信を持てなくなり、やる気や集中力が低下する(「何をやってもうまくいかない」と感じるなど)

■気持ちを書き出そう
心の不調に気付いたら、自分の気持ちを書き出してみましょう。頭の中が整理されて、気持ちが軽くなることがあります。

◇書き出す時のポイント
・ネガティブに感じた出来事を書く…「上司に注意された」など
・その時の考えを書く…「自分が悪いんだ」「信頼されていないかも」など
・感情を書く…「悲しい」「不安」「イライラ」など
・別の見方を考える…「上司はアドバイスをくれただけかも」など

■人に話そう
周囲の人に話すことも大切です。自分の弱い部分だから恥ずかしく感じるかもしれませんが、一人で抱え込まず、信頼できる家族や友人などに相談しましょう。専門家に相談することも効果的です。

■自分を褒めよう
皆さんに多く見られるのは、自分の意見よりも周りの意見や考え方に合わせていることです。
他人の評価を気にして他人のペースで生活をすると、心が疲れ果ててしまったり、自分の考えには目が向けられず、自分では何もできないのではないかと思うようになったりします。実は7割できていたとしても、できていない3割に目がいき、自己肯定感を持つことができません。大切なことはできている自分を褒めることです。そうすることで、自分のペースを大切にすることができ、現実をポジティブに捉えることにつながります。

■心の健康相談先
◇保健センター(健康づくり課内、【電話】65-0064)
※平日の9時~17時、後日の連絡になる場合あり

◇厚生労働省ホームページで。
下コードからアクセス可
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

■今すぐ実践できるセルフケア
セルフケアは、たまっているストレスを和らげることです。簡単なことからチャレンジしてみましょう。

◇良い出来事は書き留める
1日1回、その日達成したことをメモ、スマホに残しましょう。小さなことでも達成したことが増えると幸福感を得ることができます。

◇「心のケアリスト」を作ろう
つらい時に役立つ「ケアリスト」を作ってみましょう。「カフェでお茶をする」「お気に入りの音楽を聞く」など簡単なことで十分。ささいなことでも書き出し、実践することで気持ちが楽になるので、100個を目指して作ってみましょう。

担当:健康づくり課

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