■株式会社カナデビアエンジニアリング
お客さまに安心を届ける
市内には製造、建設、運送、医療、福祉、情報通信、港湾などに関するさまざまな仕事があり、独自の特色を持った魅力的な事業所が約3,300も所在しています。
今回はその中から、株式会社カナデビアエンジニアリングを紹介。
技術職として入社し、現在は各部署で研修を受けている入社1年目の石田駿介さんに、仕事のやりがいや働き方についてお聞きしました。
◇就職フェアをきっかけに
京都府与謝郡与謝野町で育ち、地元の高校を卒業後、京都職業能力開発短期大学校京都校へ進学しました。地元に近い場所で仕事をしたいと考えていて、舞鶴は学生生活を送った慣れ親しんだ町であったことから「この町で働きたい」と思うようになりました。
市内で行われていた就職フェアではさまざまな業種が出展すると聞き、参加しました。そこで、株式会社カナデビアエンジニアリングの担当者から「人々の安全・安心な暮らしを支える会社だ」と聞き、もともとインフラ関係の仕事に興味があったことから、応募を決意しました。また、仕事に必要な資格を取得する際に、会社が受験費用を負担するほか、年間休日が多く、福利厚生が充実していることも魅力に感じました。
◇会社の仕事を知る
入社後は各部署を約1カ月ごとに回り、実務研修を受けています。さまざまな部署を経験することで、会社全体の仕事の流れを理解することができます。
部署を超えて連携しなければならない業務も多いため、今後仕事をする上で大きな財産になっています。
◇お客さまへ安心を届ける
現在は営業プロジェクト部で非破壊検査の仕事をしています。設備の点検や修繕の際に、機械の部品に傷がないか、溶接不良が発生しないかなどを、一つ一つ丁寧に検査します。船など大きな設備では、全ての検査を終えるのに2~3週間かかることもあります。
地道な作業ですが、しっかりと検査をすることで大きな事故を未然に防ぐことにつながる、とても大切な仕事です。私も先輩と一緒に遊園地の乗り物や船舶部品の検査を行い、傷を見つけることができました。分からない専門用語も先輩が分かりやすく教えてくれ、やりがいを感じています。
◇スペシャリストを目指して
今年度中に、京都事業部の部署は全て回る予定です。研修後に配属される部署では、培った経験を生かして仕事をしたいです。表舞台に出ない裏方の仕事が多いですが、スペシャリストと呼ばれる先輩の背中を追いかけられるように資格を取得し、技術を身に付け、設備を使用するお客さまに安全・安心を届けられるよう、日々努力していきます。
■事業所データ
大阪に本社・本店、東京に支社、京都・広島・熊本の3カ所に事業部を構え「エンジニアリング(つくる)」「技術コンサルティング(しらべる)」「メンテナンス(見守る)」の3つの事業領域を柱とした技術サービスを提供しています。昨年10月1日付で親会社でもある日立造船株式会社がカナデビア株式会社へ商号変更を行ったことに伴い、株式会社ニチゾウテックから株式会社カナデビアエンジニアリングへと社名変更を行いました。
舞鶴にある京都事業部には49人が働き、工務部、営業プロジェクト部、総務課、福知山事業所の各部署が連携し、抜群のチームワークで日々の業務に取り組んでいます。
社員の資格取得支援や各種休暇、育児休業の取得など、制度も充実しており安心して働けます。
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