文字サイズ
自治体の皆さまへ

まちを盛り上げるみんなのチカラ(3)

3/40

京都府長岡京市

■文化事業を担う人々 長岡京市文化協会
文化活動に取り組む人たちの成果を披露する、市民文化まつりや名月の宴などのイベント。運営を担っているのが長岡京市文化協会です。構成メンバーは、市内で活動する個人や団体。皆さんの発表の場は、市民の手で作り上げられています。

●携わり続けて40年、の歴史
長岡京市文化協会の設立は、昭和58年5月。前身の「文化クラブ協議会」を引き継ぐ形で誕生しました。構成メンバーで自主的に運営されている、市内最大の文化・芸術活動団体で、会員数は約800人です。市内で開催される各種文化事業を企画・運営しています。

●運営に携わる人たちの思い
文化協会の主軸を担うのが、役員と運営委員の皆さん。普段はそれぞれで活動していますが、イベント開催前には打ち合わせを重ね、準備や当日の運営にも携わります。設立40周年を迎えた今年、京都府の市町村・地域自治功労者表彰を受賞しました。活動への思いを、皆さんに聞きました。

●文化協会の構成
芸能部・美術工芸部・教養生活部の3部から成り、それぞれに連盟があります。会員は自分の活動に合った連盟に所属しています。
芸能部…古典芸能、日舞、洋舞、音楽の4連盟
美術工芸部…絵画、写真、書道、手芸、工芸の5連盟
教養生活部…教養の1連盟

●文化活動を通じて人生が豊かになれば
会長を務める芦田さんは、歴代最長の就任11年目。「文化活動は、日々の生活の中に心の潤いや豊かさを与えてくれますね」とにこやかに話します。人生を楽しむ上で“仲間と一緒に活動する”ということがとても大切だと考えている芦田会長。「文化活動を通じて、生きがいづくりと仲間づくりをしてもらえたら、と思っています。そのためにも、活動の励みとなる『発表の場』を提供することは大切な取り組みだと考えています」と思いを語りました。

●活動できる土壌がある長岡京市
「野外でできるイベントが少ない中、名月の宴のようによい雰囲気の中で発表できるのはとてもありがたいです。皆が楽しみにしているイベントです」と話すのは、庶務の藤間さん。「文化協会はいろんな取り組みをしていて素晴らしいと思っています」と笑顔を見せます。
副会長の神谷さんは、「文化協会には設立当初から関わっていましたが、協会の活動は知らない分野を知ることができて視野が広がります」と力強く話します。「活動の場を長岡京市に決めたのは、文化活動が活発なまちだな、と思ったからなんです。協力してくれる人も多くて」とにっこり。主宰するバレエ教室が今年50周年を迎えるそうです。
「所属する教養生活部には、漢詩や茶道などのグループがあります。かつては料理クラブもあったそうで、時代に合った新しい活動が増えるといいな、と思っています」と話すのは、会計の森岡さん。その言葉に皆さんうんうんとうなずいていました。

●“仲間と一緒に”を大切に思う
役員の皆さんの思いは会長と同じ。「木彫クラブ『花水木』に所属していますが、仲間と一緒に活動を続けていける場があるのはいいことだな、と感じています」と話すのは、庶務の宇佐美さんです。
運営委員長の日野さんも「文化協会の仲間と一緒に活動できるということが、本当にありがたいです。限られた時間をより有意義に使えるように、いろいろな活動をしていければと思います」と笑顔を見せます。この思いが、文化協会運営の原動力になるのですね。

問合せ:
中央公民館(市民企画講座)【電話】951-1278【FAX】955-4774
文化・スポーツ振興課(文化協会)【電話】955-9734【FAX】955-3150

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU