本市とアーリントンが姉妹都市盟約を締結してから今年で40周年。節目の年に行った両都市の交流を振り返ります。
■“森の中にあるまち”アーリントン
マサチューセッツ州アーリントンは、アメリカ合衆国東部、ボストンの北西約10kmのところに位置しています。“森の中にあるまち”と呼ばれる、緑に囲まれた閑静な住宅街です。大都市近郊でありながら、豊かな自然に囲まれたのどかなまちの風景は、どこか本市との共通点を思わせます。
人口約8万人、面積19.17平方キロメートルの本市と比べると、約4.6万人(2020年現在)、14.3平方キロメートルというコンパクトなまちではありますが、学術都市ボストン近郊に位置することもあり、非常に高い教育水準を誇っています。
■地域住民の交流から育まれた絆
ボストンと京都市が姉妹都市だったことから、アーリントンは京都市郊外で国際交流都市を探していました。そのことを知った長岡京市民が、1970年代にアーリントン関係者を本市へ迎え、また現地視察も行ったことで交流がスタート。両都市の関係は、市民の草の根交流により築かれてきました。
その後、両都市青年団による相互訪問を経て、1984年9月21日に姉妹都市盟約を締結。それから40年、文化や教育をはじめとする分野での交流が続いています。
今月号の裏表紙では、盟約締結の鍵となった人を紹介!ぜひチェックしてください♪
■今年度の取り組み
両都市の友好代表団が40周年をお祝いしました
○4・5月 長岡京市から訪米
市長・議長を含む「長岡京市友好代表団」が、アーリントンで記念祝賀会に出席。タウンミーティングへの参加や、学校・公共施設の視察、行政や議会、教育分野との交流を通して、今後も友好関係を深めていくことを確認しました。
○10月 アーリントンから来日
アーリントンの友好代表団が本市で記念式典に出席しました。アーリントン高校と姉妹校である西乙訓高校や市内小中学校、消防署などを視察。乙訓地域の竹を使った箸作りや書道も体験し、日本文化を学びました。
○記念植樹
両都市を行き来した際に、アーリントンの警察署では桜を、バンビオ広場公園ではハナミズキを植樹しました。日米の2本の木が、本市とアーリントンの絆とともに成長していくのが楽しみですね。
○今年で20年目 学生の交換留学
教育委員会では、2004年のアーリントン・オトソン中学校と長岡第三中学校の姉妹校締結をきっかけに、学生の短期交換留学を毎年行っています。これまで約340人が訪米、約220人が来日しました。
今年も4月に市内の中学生16人が訪米、7月にはアーリントンの学生20人が来日。各校の交流プログラムに参加しながら、ホストファミリーや現地学生と触れ合いました。語学はもちろん、異なる文化を知り、認め合うことを学んだ生徒たち。アーリントンとの交流は幅広い世代に脈々と受け継がれています。
問合せ:共生社会推進課 人権・共生社会推進係
【電話】955-3180【FAX】951-5410
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