町の取組や出来を紹介! みやきプラスvol.10

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■みやき町の定住対策
事業部長 岡 基世広

みやき町が誕生した年、平成17年の国勢調査をもとに国立社会保障・人口問題研究所が発表した本町の推計人口は、平成年から令和年の年間で、27,157人から19,270人へ、約7,900人減少するという深刻なものでした。
そこで、本町では平成年に「みやき町定住総合対策計画」を策定し定住対策の取組みを開始しました。まず、三根校区で市場流通している住宅物件が少ないことから、子育て世代等向けの町営住宅として「ティアラみね苺館」をPFI方式で建設しました。「PFI方式」とは、公共施設等の建設と維持管理を、民間の資金や経営能力、技術的能力を活用して行う手法で、質の高い公共サービスの提供と事業コストの削減を図るものです。他にも、町が所有する小規模な遊休地を活用して戸建賃貸住宅の建設に取り組みました。これまでに定住促進住宅として集合住宅7棟、152戸、戸建て住宅戸を建設し、多くの方に居住いただいています。
住宅建設をはじめとした定住対策に取り組んだ結果、令和2年の国勢調査の人口は25,511人と、先の推計人口よりも人口を維持しており、年連続転入超過も記録しています。
みやき町の持つポテンシャルを見れば、まだまだ発展する余地はあると思います。今後は、企業が進出できる用地を整備し、企業誘致に取り組むことで、新規雇用の創出と就業機会の確保を、また、民間による宅地開発が活発化していることから、優良な住宅用地の提供を官民連携で取り組むことにより人口増につながり、町が活性化すると考えております。
今後も、自然豊かなこの町で住み続けたいまちづくりを推進し、安心して子育てをできるまち、健幸長寿のまちを目指します。