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自治体の皆さまへ

町の取組や出来事を紹介! みやきプラスvol.7

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佐賀県みやき町

「実録 大雨の96時間」
町長 岡 毅

今年も大雨がみやき町を襲いました。
被害としては河川護岸の崩落、道路法面崩落、土砂崩れ等ありましたが人的被害はありませんでした。しかし、個人の所有物が水浸しで使えなくなったといった被害が多数あったかと思います。そのような方々へ心よりお見舞い申し上げます。
7月7日~日の4日間に町内で最大総雨量542mmの大雨が降り、9日深夜以降には寒水川、通瀬川で氾濫危険水位に達し、一時的に道路の冠水が発生しました。避難所には多い時で6世帯名の方が避難されました。
この4日間の行政の動きは、次のとおりです。

8日午前10時…地域防災計画に基づき災害情報連絡室を設置、自主避難所を開設
10日午前3時30分…気象台から土砂災害警戒情報が発令され、災害警戒本部に移行
10日午前4時1分…洪水警報が発令されたのを受け、明るくなる午前6時を待って避難指示を発令
その後…雨が弱まるまで情報収集をしながら、冠水道路の封鎖、崖崩れの対応、農地・農道・下水道管の点検、水門の操作指示、避難所対応等を継続

近年の取組みとして、田んぼダム、幹線水路の事前排水、水門調整の弾力的運用、下水道マンホールからの試行的な汲み取り作業、災害ゴミの減免受入体制の確立等を行っています。
私は今回も水害があったことを憂いながらも、消防団、区長、土地改良区、農業者、水門操作人等の地域住民と行政が一体となった取組みに大きな効果があったと実感しております。これぞ「協働のまちみやき町」だと考えます。
しかし、日午後に有明海の満潮と筑後川上流のダムの緊急放流が重なり筑後川の水位が限界を超える可能性があるため、町内各支流の排水ポンプを止めるかもしれないという情報が入りました。結果として排水ポンプは止まりませんでしたが、仮に止まっていたら大きな浸水被害が起きていたと想像しています。
つまり、まだまだみやき町は近年の豪雨に適応しきれていない現状だと言えます。だからこそ今年度実施している「水害対策調査」が必要でありその結果を踏まえて水害に強いまちにしていく、そのような努力を継続することを住民の方々に対して力強く誓います。

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