■技術革新と行政の在り方
会計管理者 江島 隆治
今年、令和6年は21世紀に入って24年目、中原・北茂安・三根の三町合併から19年目を迎えます。一年ごとの経過がなんと早いことか…。ときの移ろいを痛切に感じてしまいます。
明治維新期から昭和の高度経済成長期を経て以来、さまざまな産業の分野で目覚ましい技術の革新や情報の集散が進み(私見ですが)平成、令和に至る現代社会は、とみにその傾向が強まったように感じます。昨今ではDX(デジタルトランスフォーメーション)、人工知能AI、チャットGPTなどのワードが頻繁に使われるようになりました。われわれがこれら最新の技術を日常的に提供、あるいはサービスとして享受する日も近いのではないでしょうか。
本町は令和4年度末に『みやき町DX推進計画』を策定し、役場の業務をデジタル(電子)化し、効率化・迅速化を図ろうとする構想を掲げています。地方行政であってもこの先進的なデジタル化の潮流に抗うことはできませんし、むしろ積極的に推進していくべきとの考え方が主流となっています。ただし、行政のイメージするDXが全町民の利便性向上に繋がるとは限りませんので、DX実施のメニュー(ペーパーレス化、キャッシュレス化等)や実施のタイミングなど、取り組むにあたっての優先度も考慮しながら慎重に、かつ正しく対処することが求められます。
私は典型的なアナログ派ではありますが、これからは理想的なDXの推進に取り組んでまいりたいと思いますし、一方では各方面から寄せられた公金を取り扱う部署の責任者として、これまでのように、否これまで以上に公金の適正な管理運用に努めてまいりたいと思います。
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