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町の取組や出来事を紹介! みやきプラス No.16

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佐賀県みやき町

■町の財政運営は、何に気を遣うべきか?
~未来へのタスキ~
町長 岡 毅

町の財政運営は、何に気を遣うべきか?答えは「身の丈に合った」です。みやき町誕生2年後の平成19年度当初予算額は91億3千万円でした。それから13年後の令和2年度当初予算額は158億8千万円と67億5千万円増、約1.73倍に膨れ上がっています。最大の要因は「ふるさと納税」で町の収入が伸び、使うお金も増えたことです。その一番の問題は、経常経費(必要経費)が膨らんでいることです。
一般家庭で言えば、月給に加え臨時ボーナスがあり、それをあてにして食費や光熱水費などを贅沢に使っている状態です。そんなご家庭があるでしょうか?「ふるさと納税」が続くかは国次第。依存する状態がいかに危険か考えてください。
もちろん、「ふるさと納税」制度が続く限り精一杯努力します。令和4年度22億3千万円だった寄附額は、令和5年度29億6千万円決算となる見込みです。前年度より7億円ほど頑張った数字です。寄附金は、日々の必要経費としてではなく「未来へのタスキ」を繋ぐ大きな投資へ使うべきだと思いませんか?小中学校の校舎は昭和30年代のものもあります。町全体の利便性を向上させる道路も不十分です。そして何より水害対策費用。どれも数十億~数百億円規模の予算が必要と見込まれます。
今後みやき町は、この課題に正直に向き合い、予算のスリム化を図ることになります。時にはサービスが以前より減ったなと感じることがあるかもしれません。しかし、「身の丈に合った」状態に戻すための必要な作業とご理解してほしいと願っています。
全ては大切な子どもたちの未来のためなのです。

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