令和5年度4月実施 全国学力・学習状況調査の結果

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小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語、算数・数学、理科の学力調査と学習意欲や生活のことなどを調査する、全国学力・学習状況調査がありました。
調査結果については各学校で分析し、課題を明らかにして具体的な対策を考え、授業の改善や家庭学習をはじめとする基本的な生活習慣の定着につなげます。

1.学力調査(正答率)
◆小学校(第6学年)

▽良好だった項目
国語：言語の特徴や使い方に関する事項、書くこと
算数：数と計算、図形

▽課題がある項目
国語：情報の扱い方に関する事項、話すこと・聞くこと、読むこと
算数：データの活用、思考・判断・表現

◆中学校(第3学年)

▽良好だった項目
国語：言葉の特徴や使い方に関する事項
数学：データの活用
英語：聞くこと

▽課題がある項目
国語：書くこと、読むこと、我が国の言語文化に関する事項
数学：数と式、図形、関数
英語：書くこと

2.質問紙(生活・意識)調査
◆小学校(第6学年)
▽全国・県との比較で良好だった項目
・将来の夢や目標を持つことができている

▽全国・県との比較で課題がある項目
・自分には、よいところがあると思う

▽家庭学習(塾などを含む)での勉強時間〔平日〕

◆中学校(第3学年)
▽全国・県との比較で良好だった項目
・今住んでいる地域の行事に参加していますか

▽全国・県との比較で課題がある項目
・家で自分で計画を立てて勉強していますか

▽家庭学習(塾などを含む)での勉強時間〔平日〕

※【★】…『あてはまる』は、『あてはまる』と『どちらかといえばあてはまる』をあわせた数値
※無回答などにより、割合の計が100%にならないものがあります。

■学校・家庭・地域の役割
伊万里で育つ子どもたちが、郷土を愛し、将来の夢や目標を持ち、日々、頑張っていることがわかります。今の自分に自信を持ち、積極的に取り組もうとする児童生徒を育むために次のような役割などが必要です。

▽学校
各学校で結果を分析し、良い結果は認め、そして褒め、自信を持たせなければいけません。また、昨年度に引き続いて主体的に学習に取り組むための方策を全職員で議論し、研修を行い、授業を改善していく必要があります。

▽家庭
子どもたちの日頃の生活(学校のこと、休日のことなど)について話す機会を持つことが大切です。このような話す機会を持つ中で、子どもたちを褒め、自信を持たせてほしいと思います。そこで得た自信が、学ぶ意欲へもつながり、そして家庭学習の充実にもつながります。

▽学校と地域との連携
コミュニティ・スクールなどで、これまで以上にさまざまな人との交流を深めることで、自分が人とつながっている、人の役に立っている、貢献しているという観点から、今の自分に自信を持つことができると考えられます。このことは、日頃の生活を有意義にするだけでなく、将来の夢の実現に向けて、力強く歩むための大きなエネルギーになります。

問合先：学校教育課学校教育係
【電話】23-3185