暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありません。中でも、配偶者などからの暴力、性犯罪、ストーカー行為、人身取引、セクシュアル・ハラスメントなど女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものです。
この運動をきっかけに、女性に対する暴力について考え、暴力がない社会を目指しましょう。
■DV(ドメスティック・バイオレンス)とは
DVは、配偶者やパートナーなどからの暴力のことです。交際相手からの暴力のことは『デートDV』といいます。高校生や大学生のカップルの間でも、DVは起きています。
◆〜これはすべて『DV』です〜
▽身体的なもの
・殴る、たたく、蹴る
・首を絞める
・物を投げつける
・髪を引っ張る
・刃物など凶器を突きつける
▽精神的なもの
・大声でどなる、ののしる
・ばかにする
・何を言っても無視する
・毎日の行動をチェックする
・「別れるなら死ぬ」などと言って脅す
▽性的なもの
・性行為を強要する
・避妊に協力しない
・妊娠や中絶を強要する
▽経済的なもの
・生活費を渡さない
・家計の管理を独占する
・お金の使い道を細かく報告させる
・勝手に借金をし続ける
◇あなたへの影響
けがなどの身体への影響だけでなく、恐怖感やストレスなどから無気力やうつ状態、PTSD(※)発症など、精神的な影響もあります。
※PTSD(心的外傷後ストレス障がい)とは、死の危険に直面したあと、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態のことです。
◇子どもへの影響
子どもが親の暴力を目撃することは、大きなストレスになり、子どもの心身への影響が心配されます。
■男女間のあらゆる暴力の根絶に向けた取り組み
▽1人で悩まず相談をしてください
さまざまな専門の相談窓口を市ホームページで紹介しています。1人で悩まずに相談してください。
▽DV根絶!をめざして パネル展
期間:11月16日(木)〜29日(水)
※休館日は除く
場所:市民図書館〔展示ホール〕
▽シンボルカラー:パープルライトアップ協力事業所
・伊万里ケーブルテレビジョン株式会社
・有限会社川原プリント社
・株式会社くすきの杜
問合先:企画政策課男女協働推進係
【電話】23-2115
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