■vol.11 言語聴覚士
市内の医療機関や福祉施設などでは、看護師や介護福祉士、社会福祉士、保育士などの資格を生かして、それぞれの専門分野のプロとして、誇りを持ち、生き生きと働いている人たちがいます。
このコーナーでは、さまざまな職種とその仕事の魅力を紹介していきます。
◆言語聴覚士はどんな仕事
『話す、聞く、食べる』のスペシャリストです。ことばによるコミュニケーションに問題がある人に専門的なサービスを提供して、自分らしい生活ができるように支援する専門職です。摂食(せっしょく)や嚥下(えんげ)の問題にも専門的に対応しています。
小児から高齢者まで、幅広い年齢の人を支援していて、医療機関や保健・福祉機関、教育機関などさまざまな職場で活動しています。
◆医療法人光仁会 西田病院
言語聴覚士 荒木 由紀子さん
◇言語聴覚士になったきっかけ
高校生のときに言語聴覚士が国家資格になることを知って、新しく国家資格になる仕事の分野に興味を持ったからです。
◇大切にしていること
傾聴することです。ことばを思うように表に出せない人と接することが多いので、表情や身振りなどから、伝えたいことを感じ取って、理解できるように心がけています。
◇仕事のやりがい
患者さんがことばを出せるようになったり、食事ができるようになったりして、患者さんやご家族から笑顔や感謝のことばをもらったときにとやりがいを感じます。
◇言語聴覚士を目指す人へ
抱える問題や課題は一人一人異なり、その人の日常生活や社会生活に大きな影響を与えることができる重要な仕事です。支援するためには知識や技術が必要で、常にスキルアップできるよう学習しています。ぜひ一緒に働きませんか。
問合先:長寿社会課高齢福祉・介護認定係
【電話】23-2162
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